冤罪の奏鳴曲[Amazonオーディブル感想文]

タイトル/冤罪の奏鳴曲
著者/中山七里

14才の時に猟奇殺人を犯した男が弁護士になって､､､というお話し。その猟奇殺人はまるで神戸連続児童殺傷事件を彷彿とさせるもの。あの当時、少年が正気に戻ったら自分のしたことに衝撃を受けて自殺してしまうかもしれないと言われていたのを思い出した。
小説の中の少年は、弁護士資格には人格の制限はないと聞き医療少年院で勉強を始め、名前を変えて冷徹な弁護士となる。
今回の話しでは最後、恨みから刺された弁護士御子柴礼司は病院で生死の境をさまよっているところで終わっている。シリーズなので生き残った御子柴の次回作が楽しみだ。