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迷犬マジック/迷犬マジック2/迷犬マジック3[Amazonオーディブル感想文]

タイトル/迷犬マジック
タイトル/迷犬マジック2
タイトル/迷犬マジック3
著者/山本甲士

謎の黒柴「マジック」シリーズ 1、2、3を聴く。
1、すこーし人生に行き詰まっている人のところにふらっと現れ、その人の心を癒し、人生の道を切りひらかせてくれる柴犬混じりの雑種犬マジック。
マジックじゃなくても犬ってそんな力を持っているよなぁ、と思わせてくれる。
シリーズ2では著者がお笑い好きで水ダウは欠かさず見ているに違いないということがわかった。
小学生と継父との関係修復、やさぐれ男の人生教訓、元警察官の徒歩旅行、娘と孫を亡くしたおばあさんの傷み。人は一人ではないということを知りマジックの「マジック」で人に優しくなれる瞬間がやってくる。
シリーズ3、前作で登場したハラヤシキさんの家でリード無しで犬小屋生活できるようになってマジックの自由度が上がってる。いつの間にかやってきて、いつの間にか消えてしまう。
オリンピックの強化選手だったヤリ投げ選手ケガからの再出発。
33才女子家電メーカーOLの憂鬱。最近Amazonプライムで見た映画「パーフェクトデイズ」を彷彿とさせる話しがあった。映画では役所広司演じる主人公の足し算より引き算の人生、本ではウイルス除去に特化した家電を作ろうとするともっと多機能なものを作れと言われる大手メーカーあるあるな話し。
市の宝貝のモニュメントが気持ち悪いから撤去しろと言われる市職員のジレンマなど、、、
マジックは鳴くことも喋ることもしないけれど犬である事で人々のボタンのかけ違いを直していく。
口の両はしをニュッと持ち上げるマジック、犬をまた飼いたくなった。

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