心の傷とありのままの気持ちと

今日は、私の働いている会社の大きなイベントがありました。

このイベント、担当部署(部署Aとします)が企画して、主部門として当日運営をします。そこに、当日だけ他の部署(部署B,C,D)の人たちもヘルプに出ます。私は、他の部署(部署B)なので、部署C,Dの人たちと共にヘルプに出ました。

でも、1年前は、私は部署Aでこのイベントの企画、運営をしてました。1年前に転職して、すぐに配属された部署Aで、私はこのイベントに主部門として参加しました。

1年前の部署Aで、私は転職して右も左もわからない中、パワハラにあいました。 直属の女性上司はとにかく気難しい人で、部署Aは、多くの人がその女性上司の機嫌をとり、常に部署がキリキリ、ギスギスしてました。

今日、そのイベントの会場を1年ぶりに訪れ、その時期の辛かった記憶がふつふつと湧いてきました。

辛かったのは、女上司に怒られ続けたこと、何も誰もわからない新しい職場の中で頼れる人を見つけられなくてとにかく不安だったこと、常に監視される様に一挙手一投足に文句をつけられていたこと、思い出すといっぱいいっぱいあります。

でも、今でも一番胸が苦しくなるのは、それでも耐えれば、いつかきっと仕事を覚えて、監視されなくなって、自分らしく仕事ができる、と信じて一生懸命頑張っていた1年前の私に対する想いです。その半年後に、まさか心を壊して休職することになるとは知らず、1年前の私はとにかく一生懸命、毎日毎日、歯を食いしばって頑張ってました。(休職については、いつかこのブログで書こうと思います)

理不尽なことを言われてもバカにされても、蛇に睨まれた蛙の様に固まってしまい、言い返せない自分に「弱いなあ」と思ったり、何かバカにされることを言われても傷ついていないふりをして愛想笑いをしてしまう自分に「情けないなあ」と思いながら、深く深く傷ついていたこと。

溜まりに溜まった感情が真っ黒になって、どす黒いものに飲み込まれて、最後は生きているのが辛くなるまで追い込まれてしまったこと。

1年前の私は、そうなることを知らずに、ひたすら懸命に頑張ってました。今日、1年ぶりに、1年前の私が食いしばっていたイベント会場を見て、そんな思い出が蘇ってきました。

今は新しい部署でだいぶ元気になってきたと思います。

それでも、あの辛い過去を忘れたいとも、逆に、心の傷を消さずにしっかりと覚えておきたいとも、どちらとも思いたくないのです。

あの時の私がかわいそうだとも、初めから働きやすい部署に配属してもらえてたらあんな思いをしないですんだのにとも、誰が悪いとか悪くないとかも、考えたくないのです。

なんであんな理不尽なことを言われ続けたんだとか、私が悪かったのかとか、あの辛い経験からでも学ぶことがあったとか、そんなことも分析したくないのです。

じょじょに元気になってきた今も、心に深く確かに負った傷を、「過ぎてみれば大したことはなかった」とは思いたくないのです。


ただただ、痛みがそのまま自然に消えていくまで、傷が治っていくまで、仕方ないな、と思いながら、、少しずつ消えていく痛みへの治癒能力に感謝しながら、自然に生きていきたいです。そう思って、ここに私の心の傷とありのままの気持ちを記載しておきました。読んでくださり、ありがとうございました。

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