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②センベルゴ投薬日記4日目〜6日目

こんばんは。
最近猫の下痢が心配で心配で逆にこちらまでお腹を壊し始めた筆者です。センベルゴの影響がこちらまでくると思ってなかった。

余談はさて置いておき、投薬によりかなり下痢を起こした猫の話の続きをサクッと書いていこうと思う。


◼️4日目

副作用によりかなりの頻度で下痢を起こした猫に整腸剤を与えた。名前はデルクリアー。なにかの技名のようだ。しかも作ってるところがmeiji。

チョコ味ではなさそう


調べたところ、犬猫兼用の整腸剤で、朝晩の2回与えることになっている。

センベルゴとともに昨日の夜から与えた結果、1日少量ずつ下痢をしていたのがとりあえずおさまった。
うずくまって苦しそうな様子も見なくなり、痛みもだいぶ緩和されているようだ。
横になってゴロンと寝たり、キャットタワーでリラックスする様子がうかがえる。

ただ、下痢は1日2回におさまったが、それでも泥状の下痢にはなってしまう。
毎日毎日下痢をしてて、お尻の穴が炎症を起こさないか心配になる。

この日の尿もケトン体が出ることはなく、3日間のケトン検査は無事にクリアした。

センベルゴを使っていて1番怖いのはケトン体が出ることだが、他にも膀胱炎の感染も気をつけなくてはいけない。
日々、しっかりと様子を観察し、トイレの清潔さを今まで以上に保つことが必要だ。

下痢はするが、ご飯はよくねだってくる。水分も相変わらずゴクゴクゴクゴク飲む。
脱水を起こさないためにも、こまめに水分を替えたり足したりする。

この日の投薬もとても嫌がり、ついにエリザベスカラーをつけながらやることになった。
うまいことセンベルゴが付着してるであろう部分だけをペッと吐き出してくる。
バタバタ暴れ、嫌すぎてハシビロコウのような顔つきになってくる猫。

ほんとうにごめん。と言いながら、
それでも治すために、何度も何度も口に運ぶ。

その後にまた整腸剤。明日の朝もまた整腸剤。
1日2回。なんだか忙しいが、1番きついのは猫なんだと自戒してから、寝る。


◼️5日目

この日は少し変わったことがあった。
いつものように朝から整腸剤を与えた後、また下痢をしたのだが、くさい臭いがする。
最近嗅いでなかった、あの猫のうんちの臭いだ。

センベルゴを与えてからの下痢の匂いは、臭くなくて、甘い香りが漂っていた。
なんとも言えない甘い匂いを嗅ぐたびに、得体のしれない恐ろしさを感じていたぐらいだ。

ひさびさに嗅いだうんち臭に、思わず2人でキャッキャと喜ぶ。

大の大人が2人で下痢を目の前にはしゃぐ日が来るなんて思ってなかった。


恐らく整腸剤によって腹痛が軽減され、昨日はよくドライフードやおやつを食べていたからかもしれない。


あと、変化があったのは朝だけではない。

夜になってセンベルゴを与えるときに、やはり嫌がったが、「自分で食べる?」と皿を差し出すと、自らガツガツと食べたのだ。

見事完食。

この時のウェットは銀のスプーンのマグロの缶詰を、小さじ2杯分。

無理やり食べさせられるくらいなら自分で食ってやる。そんな勢いすら感じた。

それと、センベルゴ投薬してから3.7キロほどまで落ちてた体重も、今日で3.9キロに戻すことができた。
猫の顔つきも、センベルゴを与える前に比べたらしっかりとしている。
下痢が軟便に進化することはなかったが、
この調子で、また頑張ろうと思う。


◼️6日目

今朝も、大きな変化が起こった。

今まで泥状の下痢だったものが、一部一部ではあるが、うんちの形らしきものをかろうじて保っている。まだ下痢ではあるが、軟便になるまであと一歩、と言ったところだろうか。

昨日もよくご飯を食べていた。
むしろ6日間ぶっ続けで下痢しか出てないのに、食欲は無限にある様子。
あまりの食欲っぷりに安心するべきか、心配するべきか分からなくなってきたが、ニャーと元気に鳴きながら歩み寄ってくる姿に、目頭が熱くなった。

この夜の投薬は、いつもウェットフードの上に薬を振りかけていたが、思い切って混ぜてみることにした。
すると、また自らガツガツと食べ始めて、完食してしまった。あげたものは、はごろもフーズ缶のこだわりまぐろ。

センベルゴはウェットと混ぜるのが吉かもしれない。


ちなみに、センベルゴを投薬している間に食べさせるご飯についてだが、先生曰く、特に指定はないようだ。

うちの猫の場合、シニア食のドライフードならなんでも良いですよと言われた。おやつなども、常識を超えない範囲で、食べさせすぎないくらいなら与えて大丈夫とのこと。
なので、以前から大好物だったピュリナワンの健康マルチケアにしてみた。


うちの猫にとっての楽しみは食で、食べるために生きてるかのような性格をしている。
逆に食べる楽しみがなくなるととても元気がなくなってしまう。

それを踏まえると、今回センベルゴを選択して良かったと思えてきた。


夜は、さらにまたうんちをした。見に行くと半分下痢で、半分が形を保ったうんちだった。
猫も見た感じ元気で、よくリラックスしてる。センベルゴに適応してきたようにも思える。このまましっかり様子見することにする。

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さて、センベルゴを投与し始めて6日経過したが、明日はいよいよ再検査日である。

センベルゴを投与している間も何度か通院し血液検査などが必要になる。

良い結果が出れば、2週間後にまた検査になる。だが人生はそんなうまくいくものではない。期待するだけその分裏切られたときのショックはでかい。やれることはやってきたのだから、例えうまく行かなくても良い。

人も動物も皆、生まれてきた時点ですでに死に向かって生きているのだから。

そんな気持ちで明日は病院に臨む。



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