③センベルゴ投薬日記7日目 再検査(1週間目)
こんばんは。
センベルゴを投薬してから約1週間ということで、
再検査に行ってきました。
この日は血液検査と尿検査とお腹周りの触診。
色々とお伝えしたいことがあり、どこから話せば良いか迷うが、サクサク書いていこうと思う。
◼️7日目
まず、初日が投薬できなかったので
実質センベルゴを6日間投与したという実績で話す。
猫は、昨日の0時から餌を抜くように言われていたのでしっかり空腹状態だ。
結論から言うと、
血糖値、ものすごく下がっていた。
センベルゴ投薬前の血糖値は450。
そしてセンベルゴ投薬7日後の血糖値は、
190。
ざっと300以上も下がっていた。
獣医師も「めちゃくちゃ良くなっています」と笑顔で検査結果を教えてくれた。
同時に、知られざる事実も発覚したのだ。
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さかのぼること検査前。
実は今日、糖尿病の診断として大事な尿を採取することを忘れてきてしまったのだ。
普段忘れるなんてめったないのに、2人してすっかり尿をとり忘れてきてしまった失態。
この記事を読んでる人は絶対に忘れないでほしい。
先生に何度も何度も謝って、とりあえず血液検査をするので、あとで尿を持ってきてくださいね。と言われた。
センベルゴ投薬中の様子を2人で書いていたノートを渡した後、気まずく待合室で待っていた。
そして呼ばれてからすぐに、
「もしかしたら元から膀胱炎ではなかった可能性が高いかも」と言われた。
どういうことだ?と思いながら話の続きを催促する。
「まず今日はお腹に針を刺して検査しました」と続ける先生。
この前は太ももから採血だったけど今回はお腹なんだな、と思っていた。
「血糖値は190で、ものすごく下がっています。目標値まであともう少しなので、また続けていってください。続けていけば、この子、インスリンが出る可能性が高いです。そして、尿の中の雑菌もいないので、もしかしてシステムトイレのなにかが入っていたかもしれませんね」
ん?となった。
後から尿を持ってくるんでしたよね?と聞くと、「あ、お腹から尿をとりましたよ」と笑顔で返された。
お腹から注射で尿検査????
何も知らない事実にびっくりする。
詳しく聞くと、尿検査のやり方も色々あり、特に注射を使うと、とれたての新鮮な尿がとれる。
しかもその方が数値が分かりやすい、とのこと。
もしかして猫、めちゃくちゃ痛かったのではないだろうか…申し訳なく思っていたが、今は膀胱炎ではなかったかもしれない点がひっかかる。
お尻を舐める回数が多くて元々別の病院で尿検査し、糖尿病が見つかったわけだが、
もしかしてその時点からただのシステムトイレのなにかに踊らさせてただけかもしれないのだ。
何回も何回も尿検査してきたが、そのたびになにか雑菌がある、と言われて、抗生剤を渡され、何週間も治らず、結局雑菌がなにかわからなくて何度も尿検査していた。
システムトイレは毎日掃除して綺麗に保っていたが、一体何だったのだろうか。
詳しく追及しそうになるが、雑菌じゃなかったという事実にとりあえずほっとしておこう。
むしろ、尿を忘れてきたからこそ知れた事実であり、
逆に忘れてきてよかった。
「それともう一つ、センベルゴの副作用もあるかもですが…下痢をしてたのは、投与前にやった全身検査、あれかなり猫にとってストレスだったんでしょう。胃腸炎になってた可能性もあります」
センベルゴ投薬中に書いてた日誌をめくりながら、先生は語る。
センベルゴの副作用については個体差があると思うので、こちらについても断定はできないが、一理あると思った。
うちの猫は度を超えた、病院嫌いだからだ。
どのくらいの病院嫌いか、実際の映像をご覧ください。と流したいくらいだが、
例えば、診察台に載せた瞬間に猛猫化し、洗濯ネットに入ったまま天井の高さぐらいまで超高速トランポリン化する。
言葉のまんまである。
診察台に乗せることすら困難なレベルなので、
今まで検査のための全身麻酔すらかけられない状況、注射はできません、お手上げだと何件の病院に断られてきたことか。
とにかくここまでの病院嫌いが、血液検査にエコー検査まで、全身麻酔なしでやったのだから、
ストレスは半端なかったかもしれない。
今は胃腸炎も落ち着いてるとの事で、あと三日後に整腸剤を辞めて、センベルゴのみの投薬でまた下痢をするか、見極めて欲しいと言われた。
しかし今日やった尿検査がやばそうなので、また胃腸炎にならないでほしいと願いながら、その日はあっさり病院を帰ることができた。
190。という数値が出た。
ここまで下がると正直思ってなかったので、2人でとても喜ぶ。油断はまだしてはいけないが。
それまでセンベルゴのために節約だの外食だのしないでいたが、とりあえず血糖値が下がったお祝いで久しぶりに食べに行った焼肉。美味しかった。
とはいえ、整腸剤をやめてから副作用がまたどうなるか、そしてまだ治っていない多飲多尿、そして基準値まで血糖値を下げる課題が残っている。
引き続き、センベルゴ投薬日誌で記録していこうと思う。
今夜のセンベルゴ投薬も、猫が自ら完食してくれて、今では全く手がかからないほどだ。
猫も、これを食べると体の具合が良くなると思い込んでくれているのだろうか。
最後になるが、さらに嬉しいニュースが目に飛び込んできた。
さきほどトイレを覗いたら、
下痢ではなく、一般的な硬さのうんちを発見した
。
今日は長くなったので、ここまでにしておこうと思う。
とりあえず、センベルゴありがとう。またしばらくお世話になります。
読んでいただけるだけでも嬉しいです。もしもサポートいただきましたら、猫のウェットフード代に使わせていただきます。