⑥センベルゴ投薬日記14日目 再々検査(2週間目)
こんばんは。本日3回目の投稿です。
今日はセンベルゴを投薬しはじめて14日目と言うことで、再々検査に行ってきました。
結果や、これから先のことを書いていこうと思います。
■14日目 再々検査
この日も血液検査に向けて、猫の餌だけを事前に抜いて準備万端だ。
9時間以上は空腹にさせて予定通り検査に向かった。
しかし、最近は多飲多尿が減ってきた影響で、また尿が取れなかった。
このことを先生に伝えると
「多飲多尿が減ってきたことは、むしろいいことですよ。次回取れそうだったら、持ってきてくださいね」と優しく言われた。本当にいい先生に出会った。
ということで、本日もまたお腹に注射をして採尿することが決定した。
ごめん猫。もう一回頑張って欲しい。
検査を終えて帰ってきた時の猫は、耳がものすごく震えていた。
血液検査もしたから痛かったし、ものすごく怖かったのだろう。
こればかりは、生きるためには仕方なく思うが、なるだけ早めに車に連れて行き、同居人に餌やトイレを頼んで待合室で待つことにした。
呼ばれた時、先生は先に結果の紙を差し出してきた。
「血糖値、さらに下がりましたね」
見ると、血糖値は102まで下がっていたのだ。
投薬前は450、投薬して1週間で190、さらに2週間で102。
なんと、基準値の真ん中くらいまで下がっていた。
飲ませるだけでここまで下がるのか。
正直飲ませるだけで血糖値が下がるなんてそんな上手い話はないと思ってたので、改めてセンベルゴの凄さを実感する。
「そして尿も細菌などいなくて、あとケトンも出ていません。他も何も異常がなくて、とても良い状態になりました。」
この言葉だけでなんだか涙が出そうになる。
あと半年の命と言われた時は絶望したが、ここまで回復するとは。
そしてケトンが2週間出なかったことは、本当に幸いだった。
投与から2週間は、特にケトンが出ないか注意しなくてはならないからだ。
センベルゴの説明書によると、「糖尿病性のケトアシードシスはいつでも起こり得るものの、その発生リスクは投与から2週間以降は顕著に低下する。」と書いてある。
油断はならないが、発生リスクがこれから著しく低下することを考えると、少しホッとした部分もある。
しかし、副作用のことも伝えなくてはいけない。
センベルゴを少しだけ減量すると軟便で済むが、先生の指示通りの量だと下痢をしてしまう。
早速相談する。
「センベルゴ、4のメモリだと下痢をしてしまうのならば、3.5で継続していくのがいいでしょう。3.5の整腸剤なしで普通の便だった時があったみたいですから、その時くらいにまず戻しましょう。今は下痢をしていますので、下痢止めと、整腸剤をお出ししますので落ち着くまで飲ませてください。」
そういえば、と思って先生に質問したいことがあったのを思い出した。
「前、センベルゴ飲ませてすぐに下痢をしたとき、先生は病院のストレスで胃腸炎の可能性があるとおっしゃっていましたよね。どうやったら胃腸炎と副作用の見分けってつくんですか?」
「ああ、あれは経過観察ですよ。検査受けてから下痢してましたよね?あれで胃腸炎の可能性があるかも、と判断しています。ちなみに今日も検査でストレスが強いと思うので下痢をする可能性は高いです。」
経過観察。つまりこの先生は観察眼が鋭い、と言うことになるだろうか。
こればかりは経験がものをいう。
センベルゴ投薬と検査が重なって一般人にはなんともわからないが、話は続く。
「そして今回は、投薬しててそれまで普通の便だったけどセンベルゴを増やした時点で下痢になったので、副作用が考えられます。3.5でも全然大丈夫なので、猫がなるだけ苦しまないようなくらいで維持していくのが良いと思います。もし今後も副作用で下痢をするならばその都度整腸剤でコントロールするのも良いでしょう。」
知恵袋のベストアンサーみたいな回答が帰ってきた。
だがさらに追撃質問する。
「あと、最初に下痢した時に匂いが甘い匂いの下痢だったのって…先生的になんだったか分かったりしますか?」
「あー、あれはおそらく抗生物質ですね」
なるほど、抗生物質の存在をすっかり忘れていた。
そういえば膀胱炎の疑いで飲ませていたものがあった。
「特に、最初は抗生物質に整腸剤にセンベルゴと、いろんなものを飲ませていましたから、それらが合わさって甘い匂いになった可能性があります。今はそれがないとのことですから、安心して続けていってください。」
筆者的にセンベルゴの影響か?と思っていた理由は、これまたセンベルゴの説明に書いてあった、「薬の成分であるベラグリフロジンの約54%が糞便中に排泄された。」と記載を見たからであった。尿は糖を排出するが、うんちに薬の匂いなるものが出されるものかと思い込んでいた。
これは納得いったのでよしとする。
問題も解決したところで今日は解散。
そして猫の状態も良好なので、次の検査は1ヶ月後となった。
次はフルクトサミンを測るそうで、これが一番の課題になりそうだ。
なんたってセンベルゴを投薬する前のうちの猫のフルクトサミン値は、540ほどあったからだ。
結構高い方である。
これが1ヶ月でどれほど変化するだろうか。
今後は同じような投薬の記事しか出せないと思うので更新頻度は落ちると思うが、
何かあったらすぐに記事にしようと思っている。
センベルゴはケトンと下痢が怖いものの、血糖値はしっかり下げてくれる。
うまく付き合うことができたら、猫の将来も変わるものだと自覚した。
これからも頑張っていこうと思う。
とにかく一緒に頑張ってくれた同居人に早くこのことを伝えて、また、お祝いでもしたいと思っている。
また1ヶ月、頑張ろう。
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