センベルゴを貰った初日の話
センベルゴの投薬日記ということで、初めに猫について書き記しておく。
猫
・体重3.9キロ
・年齢は人間で言うと65歳くらい
・膀胱炎で尿検査をしたところ、糖尿病の疑いが発覚
・血糖値が420〜450で糖尿病と断定
・食欲旺盛でかなりの病院嫌いである
2024年10月に尿検査、血液検査、エコー検査、他複数の必要検査を行い、高い血糖値以外は健康。
医者によると、センベルゴは全ての糖尿病の猫に使えるわけではなく、条件を満たした子が飲ませられるとのこと。
調べている人はわかると思うが、センベルゴを使うまでの条件がかなり多く、狭き門だと言える。
うちの猫は血糖値は高いが他は異常がないところと、元気があり、食欲もあるのでやってみるのもいいと言われた。
というのも、元々インスリン治療をしようと思って相談していたからだ。
猫がかなりの注射嫌いなのもあり、また筆者が仕事の関係で決まった時間に打つことが困難であること、そのことを踏まえて1日1回飲ませればいいセンベルゴを選択した。
このときは、飲ませるだけで良いなんて、世の中便利な薬が生まれたもんだ、と思っていた。
4日目の今、とにかくいいたいことがある。
センベルゴ、楽かと思いきやかなり大変である。
それでは初日から書いていく。
検査が終わった後、センベルゴの詳しい説明を受け、投薬を決定し、その日はセンベルゴ1本と、現在続いている膀胱炎の治療のための抗生物質を処方された。
センベルゴは1箱30mlで、これで約3ヶ月分の量があるとのこと。
ちなみに複数の病院に電話して聞いたところ、1ヶ月あたり40000円以上する、と回答した病院が多かった。これはおそらく新薬すぎて、情報不足かもしれない。確かに調べても情報が少なく薬価がわかりにくい。
センベルゴは値段高いのが大きな不安要素につながると思うので、情報共有のためにもあえて書く。
ちなみにネットで、他のセンベルゴを処方された何人かが、税抜で35000円と書いてた。体重によって投与量が変わるので、3.5-5万円くらいで約3ヶ月分の相場だと思った方がいいかもしれない。病院によって値段が違うかもしれないので聞いた方がよいとおもう。
1ヶ月で税抜11,666円。インスリンよりは高いが、注射の負担が減ったり、低血糖になるリスクがほぼないなどのメリットを考慮して選択した。ただし軟便や下痢、さらに危険なケトン体が出てしまうかもしれないというデメリットもあるので要注意。
そして夜の8時、いざ投薬をしようとした時である。
とんでもない事件が発生する。
センベルゴのフタが、まっっったく開かない。
センベルゴは、イタズラ防止やこぼれ防止のため、フタが特殊な構造である。
最初開ける時も、フタを押しながら、回してねじりきる、と書いてある。
ねじりきる、とはなんぞ?と思いながら書いてある通りにやるが、これが全くぴくりともしないのだ。
というか、説明書がもはや新聞。小さい字でびっしり詰まった情報なので読み切るのが大変である。
話は戻るが筆者は小中高と体育系の学校に通わされてたぐらいのゴリラ女で、力には自信がある。そんなゴリラパワーを最大限まで使っても、センベルゴのフタが開かない。
だんだんイライラしてきて「この…なんだ…ベルセンク…?不良品ベルセルクめ!💢」と全然覚えられない名前で叫んで渾身の力を振り絞ったが開かなかった。手の皮が剥けたのでギブアップした。
信じられないことに、1日目はフタが開けられないという理由で投薬ができなかったのである。
次の日の朝に病院へ鬼電して、受付の女性が開けようとしてくれたが、やはり開かない。そのあと別の先生(男)にフタ開けてくださいと頼み込んだら、開けてくれた。
しかしなぜこれを書いたかというと、その先生いわく「海外の薬ってこういうのが多いんだ。女性じゃあけられないかもしれないね」と言っていたからだ。
つまり、センベルゴを購入した方にとにかく言いたい。
センベルゴ買ったら、フタを医者に開けてもらったほうがよい。
次の日からやっと投薬開始するので次からちゃんと投薬日記を書こうと思う。
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