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チャレンジ校に進学と考えている君へ


 2021年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて142回目になりました。
 また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて139回目です。
 
最近は高校の方で 
不登校や学習嫌いの生徒にも高校教育が受けられる機会を与えるように
都立高の場合「エンカレッジスクール」や「チャレンジ校」等があります。
 
 どうも誤解している生徒が多いようですが、
こうした学校は「名前さえかければ入学できる」ということはありません。
 どういう目的で学校を選んだのか、入学後に何をしたいのかなどを
面接や作文で聞き出しています。
 つまり積極的に自分の将来を見据えて、学習してゆこうという生徒に
機会を与えることが目的なので、楽に入れそうだからと選ぶと
入校後に大変な目に遭います。

 どうか、自分の実力と、将来に対する見通しを考えた上で、
担任の先生と保護者の方と共に、よく考えて受験してください。
 また、最低限、作文が要求されるので、国語の力を養成しましょう。
できれば、自分が不得手な教科について
学習支援などで、相談できる相手を見つけ、
復習をしておくこともお勧めします。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 
 一番生徒に近い存在で、関係性が成立しているはずの皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
生活環境の上で、不足している部分の能力を見つけやすいので
具体的な問題点を見つけやすい立場にいます。

 生徒が、どうして面倒くさい事として
「勉強」を考えるに至ったのかの要因を探っても
効果的な解決方法は見つかりづらいです。
 それよりも、今目の前にいる生徒に寄り添って、
学校教育で生まれてしまった生徒の「?」を探してください。
 但し、具体的な解決方法は、個々の事例により異なるために
ここで一般論として括れませんが、
原因さえ理解していれば、手法は見えてくるはずです。

 良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。


26.NOV.2023.ARAI