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わかない事をはっきりさせる学習を!
二年前の01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて98 回目です。
二月になっちゃいましたね。
あと二月で今の学年が終わります。
だからと言って、学習が終わるという事ではありません。
今の学年で教わった事は、全て理解できましたか?
「わからない!」という友達へ丁寧に説明できますか?
言葉を知っていても、その意味や内容を知らないとできませんよ。
学校での授業では、
公式や単語や出来事なんかが中心になってきますが
少し、聞き耳を立ててみると、
先生の言葉や教科書なんかで、しっかり説明されています。
そこでこの時期に大切になるのは、
何がわからない事なのかを、はっきりさせることです。
その上で、わからない事をわかるようにならないと、
次の年度に、たいへんな目に合います。
だって、学習は、一つ一つの授業を積み重ねて進めてゆくので
わからない事をほっておけば
その先で、つまずく原因になるからです。
やりかたは簡単!
今、手元にある教科書を読んでみてください。
全部、理解していますか?
全部、説明できますか?
もし、わからない事があったら
ノートとワークブックを見直してみましょう。
どこかに、解説が書かれているはずです。
万が一、どこにも書かれていなかったら
図書館に行きましょう。
図書館には、たくさんの本があります。
検索すると、答にたどり着けます。
図書館の使い方や検索方法がわからなかったら、
カウンターにいる司書の人に聞きましょう。
答は、専門書に書いてあったり、
百科事典に書いてあったり、いろいろです。
一つの本でわからなかったら、もっと調べましょう。
調べてゆくと、わからなかったこと以外にも
いろいろな事が目につくでしょう。
ついでのに、覚えましょう。
と、言っても、本を読んだだけでは忘れます。
必ず、ノートを持って行って、引き写しましょう。
知識は、そうやって、自分で育ててゆくものです。
そして、一つの知識が他の知識と結びつき始めると
どんどん、知識の幅が増えてゆきます。
それは、生涯の宝物になります。
保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ
ほとんどの生徒が
自分は学習内容を全部理解していると誤解しています。
そして、試験の結果が思わしくないと
ケアレスミスだとか時間が無かったなんて理由付けします。
この時期に、しっかりと、「わからない事」に立ち向かせてください。
それが、学習内容の理解への早道です。
一番生徒に近い存在である皆さんは、
しっかりと関係性が成立していると思います。
良い相談相手として、また善き話し相手として
近くで寄り添ってくださることを願っております。
08.FEB.2023.ARAI