頑張れ中学一年生!!
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて170回目になりました。
また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて167回目です。
新学期が始まって、2か月が経ちました。
今年度の学習支援活動がようやく開始され、
この前まで小学生だったのが、急に中学の授業に組み込まれ
色々な問題点が見え始めてきました。
「あのさぁ。これっておかしくない?
だって、KNOWって書いてKを読まないんだよ??」
「そうだね。小学校では、ローマ字を学習してたよね」
「うん!」
「ローマ字は、日本語の母音と子音をアルファベットに置き換え
表記したので、一つ一つの文字に意味があるし、発音もするね」
「うん」
「だけど、これから学習する英語は、そもそもの成り立ちが異なる。
今の英語は、イングランドで18世紀位に出来上がった言葉で、
それ以前は、ラテン語とゲルマニア語とスカンジナビアの言葉が、
ごちゃごちゃに使われてたらしい。
産業革命が起きて、色々な人たちが工場や街に移り住むようになり、
言葉が通じない不便さから今の英語の原型が生まれたんだ」
「え”っ!英語って昔からあったんじゃないの??」
「そう。こうした歴史的経緯から、
それぞれの言葉が入り混じってできたのが現代英語らしい。
そのため、発音しないアルファベットが残ってしまったようだね。
だから、ややこしい綴りになっちゃったようだね」
「そんなぁ~~!」
「でもいいところに気づいたね。
実は小学校では、先生の説明を聞いていればなんとかなる。
つまり、あんまり考えなくてもいい。
ところが、この先は??なことがいっぱい出てくる」
「え~~!と、言う事は、授業をそのまま聞くだけじゃダメ?」
「そうなんだ。だから、授業の前に疑問を見つけておくこと!
そして、授業中に疑問を聞いてみるようにしないと、
先生は、説明してくれない」
「ありゃりゃ??授業を聞いているだけじゃだめ?」
「積極的に、疑問を解決してゆくことが大事になる」
小学校と同じように教科書が渡され、授業が進むけど
自分から参加する事が求められるのが中学校の授業。
こうした変化に気が付かないまま、
中学生になっちゃう生徒が多い。
授業が進むにつれ、???が増えてゆくと
そのうち、授業を聞いていても?????となる。
これが続くと、学習の躓きになってしまう。
そうならないために必要なのは
「自分が今何がわからないのか」を知っていること。
授業の中で、「わからないこと」を解決すること。
予習と学習を結びつける学習方法を作り上げ、
更に、記憶に刻むため復習を定期的に実行することが
とても大事になる。
中一のみんな!学習計画を立てよう!
そして、学校以外の場での予習と復習を進めよう!
★保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ
中学校での「学習」の仕方なんて誰も教えてくれません。
そして、大半の生徒は訳が分からないまま
小学校の延長のような気持で授業を受けています。
教科担当の教員は、生徒側の事情には気づかず、
生徒は予習と復習をしている前提で、授業展開します。
なので、なぜ授業についてゆけないのか?
その理由を気づきにくいのです。
学習の方法論や、実際の学習方法を体験しているのは
皆さんです。
一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。
良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。
07.JUN.2027.ARAI