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受験生の皆さんへ! 試験は2^2種類ある!

学習支援で得た知見を基に色々書き始めて9回目になりました。

今日は「試験は2^2種類ある」という話。

試験を出題する側からみると
その目的から考えて二種類の目的と二種類の内容があるようです。

まず目的から考えてみると
 ①学力が ある基準に達しているかを見極めるもの。
 ②能力が これから必要とされる事柄を充分理解できるか判断するもの。
の二種類が考えられ
①は多くの場合の学内試験で試されています。
②は 受験先での学習に耐えられるかが判断できる要素が含まれます。

①と②の目的から 次のような内容が示されます。
 ③基礎的な学力の有無と 記憶力を見極めるもの。
 ④基礎+応用力の進展度合いと 広範囲な知識の有無を見出すもの。

そして 難関校と言われる学校ほど②×④の要素が高くなってきます。

例えば こんな問題。
 三角形ABCで
 頂角A=90
 斜辺BCの長さ=10 
 頂角AからBCに向かう垂線の交点Pの長さAP=6である場合の
 三角形ABCにおける面積を求めなさい。

どうでしょう?答えが出ましたか?
これは IT業界を牽引する会社の入社問題と言われているものです。

基本的な図形に対する概念 三角形ABCが描けるか?
三角形の面積の公式が理解できているか?
正円に内接する三角形の公理を理解しているか?
きちんと問いに対する解答を得られたか等が試されています。

もちろん答えは「不可能」!
なぜそうなるのかを論理的に説明できるか否かが解答に求められています。

つまり 受験では基礎的な知識を組み合わせられる応用力こそがカギです。
だから 少なくとも夏休み前までに 基礎的な知識を総復習しましょう。

そして 受験先の過去の問題を解いてみてください。
そうする事で出題傾向が見つかり 不得手な部分が明確になるでしょう。

ゴールデンウイークは
学校の学習以外の受験対策の出発点として とても良い機会です。

ぜひ 学習方法を確立し 来春の笑顔を予約しましょう。

03 MAY.2021 ARAI