フリーアドレス
職場がフリーアドレスのオフィスになった。大部屋にみっしり机と椅子が配置され、自席を持たない社員が空いてる席を確保してPCひとつで仕事をするというコンセプト。
ただ、部署ごとに大体のエリアを決めている。部署エリアでは全員分の席がないので、他部との共用スペースにある席が早いもの勝ちの取り合いになる。初日はその場所取りでオフィスにギスギスした空気が流れた。何しろ1人当たりのスペースが狭い。とはいえ場所が必要な仕事もあるから部署同士がせめぎ合う。
その初日のギスギス感に嫌気がさしてか、2日目以降は職場以外の場所で仕事している人もいた模様だ。
社員間の摩擦。だれも悪くない。悪いのは十分なスペースを与えない会社だ。
そして、部署ごとのエリア配置がまさに社内カーストを可視化しているような感じの上、狭いスペースにぎゅうぎゅうに人が座らされていると養鶏場のニワトリになった気分になる。
人と人が近いので、隣りの部署の話し声も丸聞こえなら、自分のところの話し声も隣りに丸聞こえだ。話し声が気になって、勘にさわり、集中力が鈍る。
今週、とても疲れてしまった。いつになくうつ状態でいろいろ考えてしまう。自分の加害性とか、集団の中の孤独とか、おそらく気のせいであろういろいろなことを。
会社にこのような処遇を受けているとか、他の社員に見られていると感じてしまうからつらいのかもしれない。いっそ町場のコワーキングスペースの方が見知らぬ人たちの中にいて居心地はいいのかも。
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