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皆生トライアスロン2024 レース前日


はじめに

 「灼熱の」皆生と形容されることの多い全日本トライアスロン皆生大会。

 鳥取県米子市を中心にしたエリアで開催される、日本で最も長い歴史を誇るトライアスロン大会です。

 今ではいろんなトップアスリートがSNSで情報発信していて、練習方法や大会の情報を容易に知ることができます。

 そんな中で私のような大した成績を残せない、凡庸なトライアスリートの情報にどれほどの価値があるのかと思いながらも、旅の記録として残しておくことには意味があるのではと思いレポートを書くことにしました。

「いただき」と白イカの天ぷら

昼過ぎに米子に到着して、昼ごはんに立ち寄ったのが「手打ちそば昌庵」。

 郷土料理のいただきと白イカの天ぷらが絶品で、昨年もここでレース前日にお昼ご飯を食べました。

 せっかく普段はやってこない土地に来たので、その土地でしか食べられないものを食べたいと思います。名物にうまいものなしとは言うものの、ここの名物はまちがいなくうまいので機会があったら試してみてください。

開会式

 開会式が行われるのは米子コンベンションセンター。

 日焼けした肌にTシャツ、ショートパンツから筋肉質なふくらはぎが目立つ1000人の特異な人々が一堂に集います。ここでは50代60代のアスリートがまったく珍しくないどころか、むしろそのあたりの年代がボリュームゾーンでさえあります。

 会場前では毎年のように国内バイクメーカーのCEEPOがブースを構えています。いつもエネルギッシュな田中社長の姿が見えました。

 暑かった昨年に比べると、梅雨明け前の今年は気温も低く、風も心地よく感じます。

 人でごった返す会場に入ると、サプリメントやトライアスロンウエアを販売するブースが並んでいます。

 受付を済ませ、左腕にリストバンドを巻いてもらいます。次にリストバンドを外すときは完走した後か、リタイアした後、いずれにせよこれを巻いているうちはレースの渦中にいるということ。少しテンションが上がりました。

 15時に開会式がはじまります。

 市長や地元選出国会議員の挨拶にはじまり、例年1時間半ほど続く式典ですが、今年は事前にルール説明動画のリンクがメールで送られてきて、30分ほどであっさりと開会式が終了しました。

 歴史のあるイベントの場合、こういうちょっとした見直しでもなかなか団体内でコンセンサスを得にくいものだと思いますが、よくぞ改善したものだと思います。

最後の晩餐

 開会式終了後、近くのイオンでお土産を買い込み、その後、皆生温泉にある宿にチェックイン。

 レース前は落ちつかない気分なので、宿から遠くへ行く気分になれず、すぐ近くにあった創作料理のお店fado(ファド)さんで夕ご飯を食べることに。

 まったく下調べもせず立ち寄ったお店でしたが、どれも美味しいお料理ばかりで、大葉しらすご飯をおかわりまでして食べました。

おしゃれな外観
2杯食べた大葉しらすご飯

 たらふく食べた後は、宿に戻って、バイクボトルを用意したり、トランジションバッグにそれぞれ用具を入れたりして過ごします。

 翌日早起きしないといけないときほどなかなか寝付けないものですが、22時ごろ自然と睡魔が襲ってきたので眠りにつきました。

 日が落ちたころには、外は雨になっていました。

(つづく)