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密閉容器の苔テラリウム


最近「へぇぇ」と思ったことは、ありますか?

私は苔テラリウムマスターコースを受講中です
そこで、5年くらい水をあげてないんじゃないかという苔テラリウムを見せていただきました

そのとき、「へぇぇ」って思わず、言ってしまいました

密閉容器だと半年くらい水やりをしなくても大丈夫と聞いたことがあります
忙しい方でも生活に緑を楽しむことができます

我が家にある密閉容器は3年前に兵庫県宝塚市にある陽春園のワークショップで作りました

でも、入れた苔が様々だったので、何度も苔を間引いてます
苔の種類によって、増えすぎるし、徒長するからです

苔テラリウム

苔テラリウムって何と思われた方もいらっしゃると思います
前に書いた記事を見ていただけると嬉しいです

容器の種類

苔テラリウムの容器の種類は、①密閉(クローズド)、②半開放(セミオープン)、③開放(オープン)の3種類に分けることができます

ふだん制作するのは、半開放容器で少しある隙間から空気が入れ替えできる苔テラリウムか、開放容器の苔テラリウムが多いです

紅葉や南天等の植物を入れると、植物のために開放容器の苔テラリウムになるからです

容器によって、入れる苔が異なります
苔ってジメジメした日陰にあるイメージですが、種類によって違うのです

苔は世界に約1万8000種類、日本には1800種類から2000種類と言われています

密閉容器の苔テラリウム

今日は、密閉容器の苔テラリウムについて、お話しします

密閉容器の苔テラリウム 薬瓶

薬瓶って完全密閉されています
だから、容器内で空気や水が循環します
ガラスが曇っているのは、入っている植物と苔が呼吸をしているからです

ただし、作成した翌日に撮影したものなので、まだ落ち着いていません
もう少し様子を見てみます

中に入っている植物は、サトイモ科のアヌビアス・ナナという熱帯の水草です
苔はヒノキゴケです

密閉容器の苔テラリウムの注意点

明るいところに置くこと

容器内の植物や苔は光合成をしています

直射日光は絶対に避けてください
光が強すぎるし、温度が高くなってしまうからです
温室ではなくサウナのようになってしまい、枯れてしまいます

本が読めるくらいの室内であれば十分育ちます
アヌビアス・ナナとヒノキゴケは比較的光が少なくても育ちます

様子を見ること

水をあげなくても大丈夫と放っておいては苔テラリウムに良くありません

密閉容器のため、万が一カビや菌が発生すると、中で広がってしまいます

もし、苔や植物が枯れた部分があれば切り取ったり、除く必要があります
その部分からカビが発生しやすくなります

また、水分は普通の苔テラリウムより少なめです
うまく空気や水が循環しているか様子をみます

水分が多すぎても根腐れしますし、少ないと枯れてきます

あくまで半年や5年くらい水をあげなくても大丈夫だったというのは結果論であり、様子を見ているから保つことでもあります

苔の種類

苔にはたくさんの種類がありますが、密閉容器で育つのは極一部だと思います

徒長したり、うまく育たないことが多いです
半開放でも育たない苔があります

例えば、シノブゴケです
開放容器だとシダのように繊細な葉先が広がって綺麗な苔です

山で撮影したシノブゴケ
容器内で徒長したシノブゴケ

半開放容器の苔テラリウムで徒長したシノブゴケは、本来の姿とは別物です
縦に伸びて葉先も広がりません
私はムーミンに出てくるニョロニョロみたいで気に入ってます

私が経験した中では、ヒノキゴケ、オオシラガゴケ、タマゴケが密閉容器でも育ちました

まとめ

密閉容器の苔テラリウムでは、空気と水が循環するので、あまり手間がかかりません 
光合成をするので、直射日光を避けた明るい室内で育てます
植物や苔が密閉容器に合うものを入れる必要があります
また、枯れた苔や葉は取り除き、菌やカビが発生しないように見守る必要はあります

これからも密閉容器の苔テラリウムでどのような苔が育つのか試していきたいです
そのためには自然界にある苔がどのような場所で育つのか調べる必要があります

未来に美しい自然を残すため、自然界にある苔をよく観察して、増やしていきたいと思います

最後までお読みいただき、ありがとうございました
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