11/15さらば汚れた稽古日記
本日は築100年以上経つ蔵をお借りして稽古。
高知って感じがするな、築100年以上の蔵の中にいるなんて。稽古は出演者の松花菜、片岡眞子、東京からビデオ通話で参加のSARAIという少数での稽古。
そういう時は反復するか感性を確かめるか、どちらかの稽古になる。
反復は役者の安心感を育むが目に見えない、台詞にない奥の深いところが手に入っていなければ、ただ運動の中に沈んでいく。運動こそが内側だとすることもできるが、それはまだ少し先にしておきたい。
安心が上等な表現ではないからね。
市民参加演劇から繋がったけど、役者である事の快感を教えたいわけだ。まあ無名の上等な役者の俺が教えたいのだから、だいぶ秘境のプレミアな快感だけどね。
本を読む力、構造の理解、行間、自己主張、色々あるけどね大抵は文字の表情、リズム、文字列に囚われて、考える。
利口であろうとする。
やめてね、考えないでね、と言いたくなる。
言っても言わなくても真摯なものはそこじゃないから、注意深く観察しつつ、ポイポイしてる。
演出を軽く超えてくる、そういうものを求めてます。
そして実は、そういう存在を見つけている。
皆様も観劇したらわかるよ、スペシャルな才能。
僕は楽しいのだ、この出会い。
ホントに市民参加演劇は、これからの主流、スタンダードだと思います。
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