また今日も畑に出る
芒種|蟷螂生
令和6年6月9日
畑が忙しくなってきた。
毎年この頃になると,4月に蒔いた種たちがそれなりの大きさにまで成長してくる。その一方で虫たちの活性も高まり,草たちも旺盛に居場所を競い合う。
畑のある暮らしも4年目。これまでは日々の草取りに充実感を感じたり,収穫にこそ歓びを感じていた。
今年は「観察」が一番の醍醐味だ。畑に出ても手は動かさないことが増えた。一晩で真っ赤に染まるラズベリーや,新芽が押し返した土の一片にも気づく。日々の流れのなかで些細な変化に気づき続けることは,新しい世界の見方のヒントをくれる。
おっとまた今日も畑に出なくっちゃ。
-S.F.
蟷螂生
カマキリショウズ
芒種・初候
稲や麦などの種を蒔く時期,芒種。最近あったこと。
小麦の収穫を迎えた。脱穀と製粉があまりに大変すぎて今年はそのまま土に帰っていった。
ほとんど透明なかまきりの赤ちゃんが網戸を登っていた。
梅を収穫して梅酒を漬けた。
参考文献
なし
カバー写真:
2024年6月4日 Void.
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また今日も畑に出る
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