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にゃあ

今日も日が暮れてしまった
雨音のせいでいつもより静かだ
雫で外はよく見えないな


思い出すのはあの昼間
君は小さくまるまって
腕の中におさまってる
カーテンの隙間から光が漏れて
通りを人が通るたびに
部屋の中で虹が動く

さびしいの?と僕が聞くと
君は何も言わないで
僕の鼻にかじりついた
ちょっと痛くて大笑いした
暑い日だったね
汗だくだった


濡れた道路を見ている
タイヤに乱れる青い光
遠くで猫が鳴いたような
たしかにひとつ鳴いたような


#詩 #猫 #にゃあ #雨 #日記 #創作



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