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徒然 最近「猫が可愛い」以外の感情がない

やっぱり、猫は悪魔なのではないか?

猫が可愛いです。
最愛の猫、ナギ。4ヶ月。

最悪の猫、ナギ。カミカミマシーン。

彼は、8月の15日にうちに来た。
裏庭で草に絡まって身動きとれず鳴いていた。母親とはぐれたのか、小さかったナギは1人だった。

うちの子になるに至るまでの話その後は、この3つの記事を読めば分かります。というか、ナギの小さい姿が見れます。可愛すぎる。

正直、猫は好きじゃなかった。
犬派だと思っていたし、そもそも動物を飼おうとは思っていなかった。

なのに、今、全ての感情はナギに吸収されている。

かわいいいいいいいぃ
うぎゃあぁぁ、かわいい
可愛すぎる
は?かわいい?なんなんかわいいわ
好き……好きすぎる……
ビック愛……
愛おしい、苦しい……好きすぎる

なんて毎日悶えている。

関西住みの方には伝わると思うが、ニュース番組tenのあとの『めばえ』を見て、私は「あかちゃんっっっっ!」と愛おしくなっていた。今までは。
赤ちゃんを愛していたし、赤ちゃんが欲しかった。

だけど、今は赤ちゃんより猫の方が可愛い。

うわぁ、猫飼ったら結婚できないとか言うけどほんまなんやな……、満足しちゃうし、猫を増やしたくなるわ……。

私の感情の全てをナギに捧げている。
バイト代もナギに捧げるつもりだ。

ナギが幸せに暮らせるように私は頑張るのです。

いつの間にかそうなっていた。
これは信仰に近い。

星新一の作品集『きまぐれロボット』に『ネコ』という話がある。有名であるからネタバレをしてしまうのだけど、
宇宙人が地球にやってきて寝ていた猫に「この土地の支配者は人間だろう?」と言う。それに対して猫は「奴らは私たちの餌出し係だ、私たちの下僕だ、寝ているだけで自主的に持ってきてくれるんだ」と返事をすると「それはいい支配者だ、これからもこの地を統治したまえ」と宇宙人が言った、みたいなお話だ。

猫はこの地球の統治者なんだ。
やっぱり……。
私たちは猫様のために生きているのだ。
いいねぇ、それが幸せだ。

そう思うと同時に、いやコイツは悪魔だと改めて思う。

カミカミマシーンことナギくんは、私たちの魂を奪うつもりなんだ。
今メロメロにしておいて、私たちを食ってしまうつもりなんだろう。
そうじゃなきゃ、こんなかわいいわけない。
こんなに美しくて癒しで愛おしいものなわけがない。

噛むことを趣味としている悪猫は、めっちゃ甘えん坊なのだ。
お膝の上でゴロゴロとふみふみしながら微睡んでいる。
甘えたくなったら急に膝に座る。
かわいい。
私を驚かせるのが大好きで、シュタッと現れる。
私が2階に行くと後ろを着いてきて、追い抜く。
歩いている私に飛びついて飛びついて、ずっと着いてくる。

かわいすぎる。

たまんねえべ……。

悪魔だろうが天使だろうが私は大好きだ。好きです。愛してます。

というようなことを毎日毎日考えていて、
創作が出来ない。感情が猫に対する愛しかなくて、創作のきっかけになる怒りとか苦しみとかが足りないのかもしれない。
色んな感情が足りなくなっているから、書くべきことも書かなきゃいけないこともわからなくなっている。

noteにだって力を入れたいのに、言葉がまとまらない。

バカになってしまったのかもしれない。
脳がなくなってしまったのかもしれない。
悪魔ナギに吸われちゃったかな。

才能が枯渇したのかもしれない。

どうしよう、それで私はいいのかな。

でも、ナギが幸せならそれでいいのかな。

私は、私に才能がないという事実が怖い。まだダメなんだ。足りてない。
私はまだここで止まっていられない。

感情がなくなってしまうなんて……、もう、私は……、ああ、もういいや、猫が可愛いから。
ナギが可愛いから。

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