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小柳とかげ
2021年10月9日 18:50
とりとめもなく、私の心には不愉快という靄がかかる。空の青さがその曇をより汚いものとするから、もういいかなって思い始める。ベッドの上、何もせず、ただ嫌悪する。自分に嫌気がさし、気を逸らす為に、音で頭を埋める。そんな時間を過ごしていた。ふかふかと当たる空気の質量が夏を思わせて、夏休みがとうの昔に終わっていることを思い出し、また怪訝になる。私は闇に引っ張られているのだ。影の方が心地が良か