見出し画像

[8月23日開催]米粉のお菓子屋さんERI‘s-Bakery-店主エリさん(IBS歴17年)とのスペース配信レポ

こんにちは、お腹に優しい情報を発信する人@cowhappiの鈴木店長です。
今回は「米粉のお菓子屋さんERI‘s-Bakery-」のエリさんとのスペース配信レポートを更新します。

このスペース配信では、「マルチ乳酸菌Prime 」というサプリメントを販売している私、cowhappi(カウハピ)の鈴木店長が様々なお腹の悩みを抱える方に向けて、有益なお腹に優しい情報を発信活動をしています。この配信をきっかけに少しでも自分のお腹や体のことに向き合ってもらいご自身の生活の中で活かせそうな情報があれば、実践してみて貰えたら嬉しいです!

※このnoteは、スペース配信を開催した際のアーカイブ記事となります。

(鈴木店長)本日は、沢山の皆さんにスペース配信にお集まりいただきありがとうございます!

本日の進行ですが、前半にエリさんから自己紹介と現在のIBSの症状についてとその対策法をお聞きしていきます。
そして後半は、エリさんが運営されていますlowFODMAP対応の米粉のお菓子屋さん【ERI’s-Bakery-】に関する活動についてお話しを深堀りしていきたいと思っています。

画像3

そしてこの配信の最後に、Twitterで募集していた質問(主に米粉を使ったお菓子づくりについての質問)が集まっておりますのでそちらにお答えいただく流れとなっております。
本日はよろしくお願いいたします!

●エリさんの自己紹介

エリ(@erilowfodmap)と申します。
私は、中学校3年生頃からIBSでした約17年程の歴になります。
症状は便秘型と下痢型の混合型です。
症状が強いのは下痢型の腹痛でして、これが出産かと思うくらいの激痛で苦しんでいました。
lowFODMAPを始めて、お腹の不調が一度落ち着いたことで自分がガスが溜まるタイプの人間だということも最近自覚しています。それまではずっとガスが溜まりすぎていて、それが当たり前すぎてお腹が張るという感覚に気付いていませんでした。

現在は主婦をしながら自宅でお仕事しているのでIBSであることをあまり悩まなくて済むライフスタイルが送れています。また、最近ではコロナ渦で人に会う機会も多くないのでガスや腹を気にして病むってこともほぼない状態です。

(鈴木店長)エリさんの症状についてお聞きしていると、時間や環境によってもお腹の調子が変化していっていることが分かりますね。

(エリさん)本当にそうなんですよね。振り返って見ると、環境が変わる度に症状が変わっているような気もします。
今になって状況整理をしながら振り返ってみると、仕事している時はこうだったな、学生時代はこうだったなと、ターニングポイントが分かりますが、その当時の渦中の自分は本当に気づかないんですよね。日々必死に手探り状態という感じでしたね。

画像4



約17年間IBSに向き合ってきたということですが、

●お腹の不調に対する対策やメンタル面のコントロールなどはどうされていましたか?


(エリさん)17年前の当時、突然やってくる耐えられないほどの腹痛に悩み、それに加えて慢性便秘で肌荒れも酷かったんです。思春期で太りやすくもあったんですよね。生理周期で体重が増えたりすることも多々ありました。こういった症状はすべて腸内環境が悪いせいだと思っていたんです。

その為、腸内環境を良くしようと、ヨーグルトを1日1パック食べたりオリゴ糖を摂取したり、過剰にいわゆる腸に良いと言われているものを摂ろうと必死になっていました。当時テレビ番組でも健康ブームで「腸改善」の特集も多く、それに飛びついていました。しかし結局良くなってはいきませんでした。
新しい食べ物や手法を試している間は、「すぐには効果出ないよね」と思い継続するんですが、今振り返るとその継続と過剰な行いが更に悪化させていたのかもしれません。

思春期の当時、ダイエットはしたいし肌は良くなりたいから腸に効いていなくても美容にはいいだろうという発想で所謂食物繊維や発酵食材の摂取を続けていました。どの栄養学の本にも腸に良いものとして紹介されていたから、自分の中では理想的な食生活として確信を持ってやっていたんです。

毎日激痛というわけではなかったので、改善していなくても騙し騙しでなんとか過ごせていたんですよね。10日に1回激痛が来るんですが、要はそのくらい便が貯まり続けてから耐えられなくなると激痛がやってくる状態でした。

下痢型ガス型の方は頻繁に日常的に腹痛への恐怖があり、それを忘れる瞬間がないと思いますが、私の場合は10日は忘れられて11日目に痛みが爆発するという感じです。その激痛の時は、「もう今後一生ご飯は食べなくない!」と思いましたね。それでも人間は痛みを忘れる生き物なので次の日からまたその繰り返しなんです…。

大人になっても、なんとかこの状態のまま過ごせていたのですが、子供を出産した後に、この腹痛があまりに酷すぎて入院をしたことがあったんです。

あまりのお腹の激痛の様子を見たかかりつけの医師から胃腸科専門の病院を紹介されて、入院することになりました。検査の為に絶食の必要もあり、検査入院で10日程を要しました。その時、息子が1歳でしたが、検査のために断乳をしたんです。この時に、この腹痛は自分だけの問題ではなく、家族にも関わってくることを自覚し、このやり方を続けていてはダメだと気づくきっかけとなりましたね。

画像5

●lowFODMAPに出会ったのはどのタイミングですか?

(エリさん)この検査入院中に、時間が出来たので自分であらゆる対策を探し始めたんです。この頃にはすでに日本の治療法は調べ尽くしてきた感があったので、このタイミングで初めて海外のIBS治療はどうなっているんだろう?と気になったんです。

そこでlowFODMAPに出会いました。入院中に海外の論文を読み漁りました。それが2,3年前の話しです。この食事法を知り、今までの摂取していた食事と全く異なることに衝撃を受けて実践を始めてみたんです。私の場合、この時運がよく検査入院のために10日間の絶食をして大腸検査もしてるので、お腹が空っぽの状態だったんですよね。その為、それ以降に摂る食事がlowFODMAPのものだったので自分にとって効果あるものなのかとても分かりやすかったです。3日も経たずにこれは効果あると確信出来ましたね。それからはlowFODMAPを意識した食事管理を今でも続けています。お腹の調子もしっかり落ち着いています!

ただ最近良く考えているのは、lowFODMAPだけで必ずしも本当にお腹の調子が良くなるのかと言われると私はそうではないと思っていて、運動や睡眠といった生活習慣はかなり症状に直結しているのというのは感じるので
バランスの保ち方が大事だなと思っています。

(鈴木店長)食事面とメンタル面のコントロールで言うと、エリさんの場合は食事面の対策の影響が大きかったでしょうか?

(エリさん)そうですね!メンタルはあんまり「気にしない精神」の人間で鈍感なことも多いのでラッキーなんです。ストレスも多少は感じてはいると思いますが、それをひどく自覚するほどではなかったですね。

一時期、大学院の周りの環境に付いていくのに必死で睡眠障害に1回なったことはありますが、その時も睡眠時間を意識してしっかり摂るようになってからはメンタルはすぐに回復しましたね。睡眠を充分に確保しただけで、自分のメンタルの回復を顕著に感じました。だからこそ自分にとっての睡眠の重要性も実感出来ました。

(鈴木店長)検査入院中にlowFODMAPについて論文を読み込むほど、えりさんの情報収集ってとてもお上手だと思うのですが、

IBSに関しては普段どのように情報をキャッチしていますか?


(エリさん)初めはずっとgoogle検索で、自分と同じような症状の人がいないかと「便秘 腹痛」「症例」などで検索をかけていました。しかし、それで出てくる情報はどれも似通っていて、得られる情報は大体すでに知ってることが多く、既視感があるものが多くなっていたんです。

その為、最近はGoogle Scholarで論文を読んだりしています。我流なので他の方にオススメかと言われるとどうかなとも思いますが、私は調べる時間が充分に取れるので、このような情報の源流をじっくり辿って調べるようにしています。

海外の論文「IBS lowFODMAP」などで検索かけて、それをDeepL翻訳という高精度な翻訳アプリで読んだりしています。あとは自分の悩んでいる症状を英訳して、「その症状の英語表記+IBS」などで検索かけると読んでみたい論文に出会えるかもしれません。Google Scholarを使えば、無料で公開されている研究論文は誰でも閲覧することが可能です。

文献を探して読む手順はこのように行っています。
①気になるキーワード(例:IBS  LowFODMAP)をGoogle scholarでサーチ

②気になった論文を原文ごとコピー

③DeepLにペースト&翻訳


(鈴木店長)情報のソースを辿りたいという方は、エリさんがオススメされる使い方をぜひ実践してっみてください。私も最新の乳酸菌研究について学びたい時は、必ずエリさんと同様の手法で論文をチェックするようにしています。英語の論文がほとんどなので、google翻訳でまずはざっくり意味を理解して、より正確に解読したい部分はDeepLなどの翻訳ツールで読み解いていくのが良いと思います。

あと最近だと、研究論文を読んだり自身が研究者であったりと専門知識を豊富にお持ちの方がTwitterには沢山いらっしゃいますよね。情報発信の正誤判断は気をつけてしっかり吟味しないといけないとは思いますが、ご自身の症状解決のヒントになりそうなことを発信しているアカウントチェックしても良いかもしれません。

(エリさん)私も最初は一人で論文検索をしていたんですが、Twitter内で検索をかけると、私の知らない知識を専門的な観点から発信されている方が沢山いらっしゃるので、情報収集ツールとしてSNSはとても優秀だと思います。分からないことをTwitterで呟いたら、誰か教えてくれるんじゃないかと思うくらい便利ですよね!

ただ何が分からないかが分からない時ってあると思うので、情報に辿り着く為のワードを自ら見つけることは凄く大事かなとは思っています。

(鈴木店長)仰るとおりですね。改善したい悩みやカラダの現象・自分の辿り着きたい症状の程度など細部まで言語化できると、より情報にたどり着きやすいですよね。その言語化の為にも関連情報を日々キャッチし続けることはとても重要ですね。


●現在のIBSの症状はいかがですか?


(エリさん)人生で今が一番お腹のことをコントロール出来ている時期ですね!以前でしたら、例えば今日のスペース配信のように大事な日は前日から備えてほとんど食べない、という手法しか自分は知らなかったんです。もしくは下剤でお腹のものはとにかく出すようにするなどしていました。そうでないといつ腹痛の爆弾がくるか分からない恐怖があったので必ず対策が必要でした。しかし、今は基本的にその大きな痛みというのがないので本当に改善できていると思います。

●ERI’s-Bakery-オープンの経緯について教えてください

画像6

(鈴木店長)lowFODMAPに出会って、自分のお腹を自分の意思でかなりコントロール出来ている状態なんですね!この様に自分の腹痛を上手く乗りこなせるようになったからこそ【ERI’s-Bakery-】の開業に挑戦できたのでしょうか?

(エリさん)はい、まさにそのとおりですね。
そもそもIBSの多くの方たちの抱える悩みの一つが働くことの難しさだと思うんです。私の場合は、急に爆弾のようなお腹の痛みが襲ってくるので、突然でもお休みが取れない職場は難しい状態でした。

しかし、急な休みが許される職場はあまりないですしアパレルのお仕事をしてた時もありますが、一人でもお休みの人が発生してしまうと仕事が回らなくなってしまう環境で、職場の仲間からのプレッシャーは悩みの種でした。その為、自分の時間を自由にコントロール出来る環境である自宅で働きたいとずっと思っていたんです。

lowFODMAPに出会う前から、フリーライターのお仕事をしていたこともありますが、これも受注を受ける仕事内容のため、結局自分のペースで働けないんですよね。

そういった悩みを抱えていた中でlowFODMAPに出会い、体調をコントロール出来るようになった時に今なら自分でお菓子のお店を始められるかももしれないと思えたんです。

一番の懸念は、途中で体調を崩して入院したり販売したはいいけどお客様へお届けできないという点は避けなければいけないと悩み、自信が持てるまでチャレンジすることも迷っていたのですが、私は健康体なんだという自覚が出てからは、やりたいこといっぱいあったのでせっかくならやろう!って思えたんです。

(鈴木店長)ポジティブな気持ちがどんどん芽生えてきたのも、健康があってこそですね。

(エリさん)やはり体調が整うまでは新しいことに踏み出すことが怖かったですね。でも自分で仕事を選べるのであればチャレンジしてみたいと強い意思がありました。

(鈴木)こうやってエリさんのようにIBSである方が新しいチャレンジする姿を見せてくれることは、多くの今悩んでいらっしゃるIBSの方の希望になりますね!

(エリさん)実際に、お店をオープンしてみて、体調を崩すのではないかと不安だった点は問題ないと今、実感しています。本当に大丈夫です!もし体調が上手く管理出来てなかったとしても、解決方法はあるから大丈夫って思えています。
起業に対してとても難しいイメージを持っていたんですが、やってみたら特別なことはなにもなかったんですよね。何かを提供してお金をもらうという仕組みなだけだから「労働」という面では、一般的に職に就くこと変わらなかったです。提供するサービスがあるのであれば、IBS関係なく自ら仕事を作っていくというのは私にとっては最適な良い選択でした。


●lowFODMAP対応のスイーツ店をオープンされて、お店の運営やレシピ開発の際に心がけていることを教えてください


このお店のスイーツを誰に届けたいかと思い描いているのは3~4年前の私なんです。もちろんどんな方にも美味しく食べていただきたい気持ちは大前提ですが、やっぱりお腹の悩みがある人に届けたく、そうなってくるとこれを食べてもお腹に影響しないように、そこは最大限の配慮をしています。

原材料にはとことんこだわり、配合量もMonash大学のアプリで何グラムまではlowFODMAPです、という記載を確認して基準値の更に半分にするなどして、絶対に安全と自分の中で確信が持てるレシピ作りは常に心がけています。制限がある中で作っていかなければいけないのはとっても苦労しました。


(鈴木店長)レシピを考える時は作りたいものが先に浮かんでいるのか、まず使いたい食材候補が先にあるのかどちらの傾向がありますか?
お菓子レシピの発想のスタートはどこからですか?

(エリさん)まずは作りたいものを思い浮かべて、どんな作り方かを調べて材料に使用しているものを確認します。そして、それが低FODMAPで作れるのかを次に考えています。すべて高FODMAPの食材の場合は、それぞれを何に置き換えたらlowFODMMAPで作れるかなというのを次に考えます。

これがダメなら、この材料はどうかな?と順番に連想ゲームをしている感じですね。そして今度は味のクオリティを研ぎ澄ましていく作業、という流れです。本当にまさに実験という感じです!


(鈴木店長)エリさんのスイーツは季節の食材も意識されますよね!

(エリさん)そうなんです!普段は完成品から遡るんですが、最近はかぼすを使おうと思って食材から発想して作ってみまました。
実験の繰り返しなので、本当に世に出せないものいっぱい作ってます(笑)

画像2


●お客様からの声や嬉しかったこと、印象的なエピソード

(エリさん)最初は少しでも自分の生活の基盤になればいいなと思ってたんですが、今はお客様の喜ぶ声がもっと聞きたいという気持ちが強いですね。
それくらい素敵なメッセージを沢山いただくんです。

「本当にIBSがつらくて甘いものを食べられなかったんだけれども、こんなに美味しいものが食べられるんだと思えて嬉しいかった」という感想をいただいたりして作ってよかったと思うしこれからも続けいかなければと強く思ってます。本当に有り難いことに6割くらいの方がリピートしてくださっているんです。

(鈴木)お客様の生活に必要なスイーツになってるんですね!
毎回エリさんの販売される詰め合わせクッキーは、、争奪戦で幻のクッキー缶になってるのでぜひ買いたい方はエリさんのTwitterや公式LINEをチェックしてください。



(鈴木店長)既に生産が間に合わないくらいで、嬉しい悲鳴をあげてらっしゃると思うんですけども、

●今後メニューを増やしていく計画や今後のお店の目標などお聞かせください。


(エリさん)今までエリズ缶しか取り扱いがなかったんですが、この商品はどちらかと言うとご褒美感覚のお菓子のラインナップだと思っています。そのため、日常的に食べられるものを扱いたいなと考えまして、今私自身がグラノーラにとてもハマっているということもあり、ちょっと素朴にはなるんですがドライフルーツなどは避けたlowFODMAP対応のグラノーラメニュー開発しました。

米粉で作ってオーガニックのナッツやメープルシロップを使うんですけど、グラノーラなら朝食な普段の食事でも食べて貰いたいなと思っています。

スーパーでグルテンフリーのグラノーラも増えてきてますが、低FODMAP対応かなというと不安な点も多いので自ら作ってみました。

画像1


これからももっと身近なメニューで、どんどんお腹の不調に苦しむ方に寄り添っていきたいなと思っています。
あと今後の展開として、調味料はすごく考えてます。

以前Twitterのフォロワーさん達とlowFODMAPのお勉強会をしたことがあって、そのときのアンケートで一番多かったのか「普段の食事が困っている」「調味料がどれを使っていいか分からない」「食事面で家族の協力が得られない」というお話でした。確かに調味料から全てlowFODMAPに置き換えってなると、かなりハードルが高いだろなと感じたんですよね。

そのためIBSに関係なく、どなたでも食べて美味しい。そして勿論IBSの方が食べても大丈夫という調味料を作りたいなと思ってます。

(鈴木店長)エリさんによる調味料プロデュース!これはかなり楽しみですね。ぜひ進展があった際にはSNSで教えてください!

* * *


(鈴木店長)それではそろそろツイッターでこのスペース配信でに向けて募集していた質問にエリさんに答えてもらう時間にしていきたいと思います。


【質問】エリさんは米粉レシピをどうやって考えていますか?

きっかけとしては自分が食べてみたいものを作ることが多いです。お菓子作り紹介のインスタをよく見るので、食べたいものがあれば低FODでも食べられる食材に置換えて連想ゲームのように代替材料を探していくことが多いです!クックパッドにlowFOD食材のレシピを掲載されている方もいるので良かったらご参考までに♪

▽ショコラのネネさんのレシピ集
https://cookpad.com/kitchen/5897036


【質問】米粉クッキーを焼くといつも固くなってサクッと仕上げる事が出来なくて…米粉だけで作ってるからでしょうか?


サクっとしない大きな理由は2つあります。
「粉の配合」か「油分の量が足りない」かのどちらかだと思います。

足す粉によって食感が変わり、私(エリさん)は片栗粉かコーンスターチかタピオカ粉を作るクッキーによって組み合わせを調整しながら配合します。配合する粉のうち約10%くらいを置き換えて作ってみて欲しいです。
また油分はある程度必要で、油と水のバランスで水が多いと固くなってしまうので低糖質な豆乳をほんの少し小さじ1程度入れてます。
食感には配合が大きく影響するので、この2つのポイントを意識して見てください♪


【質問】米粉のパンやケーキを食べると米を砕いた粒々の食感が気になるのですが、作る上で防ぐ方法は有りますか?

食感のザラつきは、もしかすると米粉の種類が関係しているかもしれません。製パン・製菓用の米粉を選んでみてください。
このあたりは使いやすいと思います!

熊本製粉「ミズホチカラ」
https://bearsk.com/SHOP/9706.html
共立食品「米の粉」
https://www.products.kyoritsu-foods.co.jp/detail/?page=1&id=80


【質問】︎エリさん が使用している米粉の銘柄は?

熊本製粉さんのミズホチカラです。お菓子作りの約8割はこれを使用。

製パン用と製菓用の2種類があり、まずは手に入りやすい方を選べばOK。
パン用でクッキーを作っても食感がまた変わってそれもまた美味しいです♪

要注意なのは(製菓以外の)お料理用の米粉。
粒子の細かさの問題で、食感にザラつきが発生する可能性が高い為、お菓子には向かない可能性が高いです。
お粉の選び方を意識してみてくださいね。

画像8


【質問】︎米粉を使用する際、振るった方がいいのでしょうか?WEBでは振るう人振るわない人どちらもいて悩みます。


小麦粉と違ってダマになりにくい為、私は振るってないです。
ただ全て振るってない訳ではなく例えばロールケーキは粉を混ぜ込み易くする為に振るうことも◎
スノーボールのような繊細な食感を出したい時は振います。仕上がりに影響のないものは振らずに工程カットしてます♪


【質問】食べてはいけないと思っていても食べてしまいます。エリさんはどうしていますか?(lowFODMAP導入の方からの質問)

私にはlowFODMAPを取り入れて改善効果があったのですが最適な改善策は人それぞれ異なると思っています。

私は食べ物を我慢するストレスより、腹痛のストレスの方が大きかったのでlowFODMAPを徹底していても苦にならなかったのですが、勿論苦になる方もいらっしゃいますし、そこは人それぞれです。その為あまり完璧な食事法を目指さず、今よりも少しラクになる方法を模索してみるのはどうでしょうか。
平日は食事療法を取り入れて休日は自由にしてみる であったり、量の調整を試みたりなど。また、絶対に食べられる食べ物を把握しておくことも大事だと思います。

私の場合はお米と卵が大丈夫なので把握するとコンビニなどでも不安が軽減します。自分に合った食べ物への把握が精神安定剤になることもありますよ!


(鈴木店長)質問に対する回答いかがだったでしょうか。
これで全ての質問にお答え頂きましたので、このあたりで本日のスペースは終了にさせていただきたいと思います。

これからもツイッター内で、お腹悩みに関すること・lowFODMAPの情報発信や意見交換など活発にしていきたいと思いますので、エリさんを始め鈴木店長のアカウントフォローもぜひ良かったらお願いいたします!

本日は本当にありがとうございました!


●後日談と鈴木店長の所感

2021/10/20現在、エリさんはlowFODMAP生活を徐々に解除し、自分にとってより最適な食事バランスを模索されています。今までの半分くらいのペースでlowFODMAPを取り入れているそうです。


理由は、lowFODMAPを徹底してきた故に失った健康があると感じるから。
具体的には、栄養の偏りによる肌荒れやビタミンミネラル不足による頭痛、疲労感など。lowFODMAPによってお腹は痛くないけれど、健康と言い切れるのかという疑問が湧いた為、自分にとってベストを探っているとのことです。

lowFODMAPはあくまでも食事療法の一つです。勿論この食事法によってお腹の悩みが軽くなる方もいらっしゃれば、違うところに原因があってあまり合わない方もいます。(適切な治療は医療機関での診察を推奨しています。)
lowFODMAPは発酵性の糖質を避ける食事です。エリさんも仰る通り、本来はたまねぎ・納豆・キムチなど発酵性の糖質は栄養バランスの観点から摂ることが推奨されています。
現在、提唱されているlowFODMAP法は大きくステップが三段階に分かれており、ステップ3で「自分の体質に合う食品を特定し、快腸を目指していく」ことを一括りにして1セットとしています。これを常に繰り返していく必要があり、lowFODMAPにはゴールがありません。

食事療法は腸の健康を保つための一つの手段です。手段を上手に活用しながら自分に合った食生活や健康を保つる旅は生涯続けていく必要があると考えています。


◆あなたのお腹悩みをcowhappi鈴木に聞かせてください

現在、cowhappi鈴木はお腹の悩みを抱える方に向けてお腹に優しいお役立ち情報を各SNSで発信しています。ぜひこれをきっかけにご自身のお腹や体のことに向き合ってもらい生活の中で活かしていただけたら幸いです。


Twitterでのスペース配信やDMでの相談も受け付けています。現在、腹痛や体調不良に苦しんでいる方、あなたは決して一人ではありません。私も体調不良を克服してきた一人です。ぜひ鈴木までお気軽に話しかけてください。

そしてマルチ乳酸菌Primeであなたの健康管理のお手伝いが出来たら幸いです。

画像8



いいなと思ったら応援しよう!