見出し画像

「星占いなんて当たるわけねえだろww」

「星占いなんて当たるわけねえだろww」

と、当時"占い嫌い"だった僕(太陽獅子座)ですが、「一体何を根拠に、奴ら占い師は、星が人の性格に影響を与えていると言ってんるんだ?」と、一応興味が湧いたのでけんか腰な気持ちで調べてみることに。

(占い師の方々、すいません。今は鬼リスペクトしてます涙)

各占術によって色々立場はあると思うのですが、調べた中で僕が一番腑に落ちた話として、「中世の医者が天文学を用いていて人を治していた」というものがありました。

少し脱線しますが、マンガ「鋼の錬金術師」ではホーエンハイムという男が出てきます。作中で最強つよつよ錬金術師です。そのホーエンハイムの元ネタは「パラケルスス」という実在した医者兼錬金術師のおっさんなんです。

で、このパラケルススのおっさん自体、当時の医者&錬金術師の中で最強オブ最強でして、「人間は一生のうちで10時間以上遊んではいけない」とか言い出すトンデモ野郎なわけです。(それぐらいつよつよ人間)

当時の錬金術師がどういった存在かは、また別の機会に譲ろうと思います。ひとつ言いたいのは、決して拝金主義の欲にドライブされた俗人間ではないという点です。

かなり端折りますが、彼らは「真理とは何か」「人間はどうすれば神に近づけるのか」みたいなことを真面目に探求していた人たちという説があります。

キリスト真っ盛りのこの時代は、愚かな人間が、神に近づこうなんて言語道断、バレたら一発アウト。でも探求はしたい。そこで象徴として「金を鉛に変えています!」ということにしたんですね。

つまりみんながみんな、金を手に入れようとしてたかというと、それは微妙で、「鉛を金に変える」を筆頭に、ありとあらゆる記述が象徴として残されているという見方があるのです。(僕はその立場です)

話しは戻ります。
それくらい真理探究ガチ勢かつ医者としても、呼び声高かったパラケルススのおっさんが、こう言ってるんです。

・「子(人)を理解したいなら父(宇宙)をまずは理解せよ」

・「天と地、空気と水(親)を理解できずに人間(子)を理解できるはずがない」

・「人間は、人間はとして生まれ、星がなくても生きる存在として神に作られた。しかし“間接的”に、天体は人間に影響を与える」

現に彼は、医者として人を癒すのに「天文学」を診断方法として使っていました。(今の時代ではトンデモ扱いですが...)

現代の"科学主義"に染まった僕らの知識でも、

・太陽の光がなければ、生物は生きられない
・月の引力による、潮の満ち引き
・太陽の表面の爆発(フレア)の電磁波が、コンピューターや電波時計を狂わせる

ということには、疑いがないはずです。

となると、地球以外の星が、日常的に僕らに影響を与えている事実は認めざるをえませんよね。

さすれば、遠い星々や天体も同様に、何かしらの影響を僕らに与えていると考えるのは、不思議ではありません。

「星が人の性格や人生にどう影響を与えているか」、厳密なメカニズムは決してわからないけれど、何かしらの影響を与えていると仮定して、色々観察したり考えていこうよ、という立場なわけです。

だから占星術に厳密な根拠は求めるのはナンセンス。
そういう"立場"だってことです。

「まず最初に○○と決めて、そこから考えていきましょう」と、公理みたいなものですね。

だから信じるかどうかもその人次第。
ただ、科学で証明されていないからって、ないものとして扱うのは、なんというかつまらない世界観だなあと思います。

実際有用なんですよ。占いで自分のことやカオスな世界が整理されて善く生きることに寄与するなら、それでいいじゃないですか。当たっているかどうか、正しいかどうかより、実用的な面に僕は価値を感じています。

そんでもって、当たっている!と思えることがたくさんあるから面白い。

こうして、一人の科学万能主義に染まっていた知性オワコン青臭若造が、占いの道に入っていくことになりました。

最近絡ませていただく方が増えたので、ちょっとした自己紹介をさせてもらいました。

引用&参考図書
・奇蹟の医の糧―医学の四つの基礎「哲学・天文学・錬金術・医師倫理」の構想

・医師の迷宮 -これなくして医師(ホメオパス)はいかにしても真の医師


いいなと思ったら応援しよう!