【レストランレビュー】ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京
〜ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京〜
お正月も終わり人形町今半ですき焼きでも食べようかと
人形町今半まで行ったが自分と考えることは同じなのか予約で満席。
人形町から日本橋そして東京駅まで散歩をしながら
なにを食べるか考えていたが
東京駅直結でいつでも行けるからと後回しになっていた
大丸東京にあるこちらのお店へ。
そんな長年の宿題だったレストランのレビューをどうぞ!
・スペシャルコース
値段は味の評価に考慮しないが
東京駅直結の立地で一万円とかなり安いと思い注文。
メインのスペシャリテにオマール海老のブイヤベースがあったが
すき焼き=牛肉が食べたい気分だったため
メインは、びえい牛のロティを注文。
オプションでオニオングラタンスープや
オマール海老のブイヤベース(小)などがある
食べたかったが少食な筆者は注文せず。
・石川県産加賀棒茶のサブレ
手で取るとほんのり温かく
口に含むと実際の塩分量は別として
塩っぱい訳ではない塩の風味を強く感じた後に
かなり香ばしい焦げギリギリ一歩手前のほうじ茶の香りがする。
余談だが口の中の水分をだいぶ奪われる。
・ホタテと野菜のテリーヌ バジルのアクセント
人参とパプリカやブロッコリーにカリフラワーの火入れは完璧
ただ、キャベツはやや固く感じた。
サラダの鮮度は良かった
フレンチドレッシングは酸味が目立つ作り。
ホタテに生臭さはない
テリーヌという調理技法の都合、火入れは完全に中まで入っており
かろうじて微かに風味はあったが
ホタテの旨味や甘味を感じることはなかった。
バジルソースはあまりバジルの香りは感じず。
・季節の魚のヴァプール デュグレレ風
季節の魚はマトウダイでヴァプール=蒸し焼き
フュメ ド ポワソン(魚の出汁)に
白ワインの旨みとバターのコクが合わさりソースが美味しかった。
付け合わせのミニトマトは甘み旨味酸味のバランスが良く美味しかった
マッシュルームは少し冷たかった。
それとなぜかチュイルに酸味を感じた。
・北海道産びえい牛のロティ 赤ワインソース
注文した時、肉質は赤身かと思っていたが意外にも霜降り系
脂の旨味も良く焼き加減も良かった
特に外側がカリカリに焼かれており「肉」は美味しかったが
肉に塩を振りすぎで少し塩っぱかった。
ソースのコクは素晴らしいものがあり
風味と旨味は申し分なし。
付け合わせの野菜は素晴らしく
濃厚な赤ワインソースをたっぷりつけても負けておらず
野菜の風味と旨味を味わえ美味しかった。
・フランスパンとホイップバター(写真忘れ)
提供時や口に含んだ時の香りの広がりなどは弱い。
フランスパンはかなり固い作り
冷めると特に固く、手で千切るのも難儀する
ただし本当のフランパンはそういうものだろう。
バターはホイップしてあるので
ほどよい柔らかさだが味や風味は凡庸。
・“ムッシュ ポール ボキューズ”のクレーム ブリュレ
独特の風味がするのでサービスの方に
洋酒を使っているのか伺ってみたが違うとのこと。
バニラの産地によるものだろうか?
生地は柔らかめ
カラメルは薄めのパリパリ食感で食べやすい厚さ。
・紅茶
香りはない。
しっかりめに抽出してあるが
ギリギリ渋いまでいかないぐらいの抽出具合。
香りはないが渋味や微かな酸味など
食後には、まぁ良いかなという感想。
・その他
Free wifi 有り(大丸のFree wifi)
BGM 陽気なエレクトーン
ショップカード 無し
2025年1月7日
12時訪問で席の埋まりは3割ほど
・総評
特段、心に感動する美味しさと言うことはないが
東京駅直結でこのクオリティなら良いと思う
八重洲近辺でなんとなくフランス料理が食べたくなり
その時に食べたい気分のメインがメニューに記載されているのであれば
また伺ってもよいと思う。