「戦略から始めるエンゲージメントマーケティング」を読んでみた
みなさんこんばんはcousukeです!
今月、林試の森公園という自然公園でオフラインの自然学習イベントを企画しています。こどもたちとどんな時間を共有するか、考えるのがとても楽しいですね。
一緒に企画をしている仲間と話していると、そんなイベントも1つのマーケティングだなと感じます。
どんな人をターゲットにどんな価値を届けるのか、仕事や頼まれごと。
どれも価値を届けることにこだわっていけば、数珠繫ぎのように連鎖していくものだと思っています。
では早速、本題へ!
戦略から始めるエンゲージメントマーケティングとは
エンゲージメントマーケティングとは、顧客と長期的な関係を築き、売上向上を目指すマーケティング手法です。本書では、顧客ニーズを定量的に把握しやすい「検索」領域におけるマーケティングを解説しています。
顧客と長期的な関係を築くための特に重要なポイントは以下の2点です。
ターゲット戦略の策定
今回は、seoコンサルサービスを提供する企業のターゲット戦略を具体的に考えてみました。
●人物像
saasスタートアップのマーケティング担当者
●検索ワード
「saas リード獲得 seo」
●スタート地点
セミナー中心のリード獲得に限界を感じ、seo起点のコンテンツマーケティングを検討している
●ゴール地点
seoの重要性を理解し、全社的なマーケティング予算を恒常的に抑えている状態
→この「ターゲット設定」が、今後の戦略や戦術が適切なものなのかを振り返る基準して機能をしていきます。
競争戦略の策定
競合他社との比較表
競合他社との価値比較を表形式でまとめます。
キーワード戦略策定が行える
施策推進力が高い
他チャネルと融和した施策提案が可能
価格がお手頃
というように提供している価値ごとの評価をまとめていきます。
それをもとに、どんなコンテンツや訴求が重要になるのかを精査していきます。ここで重要なのは単純に競合対比で勝っている価値を見つけるのではなく、先程のターゲットを基準としたときに重要な価値を見つけることです。
その重要な価値を起点としてコンテンツ設計やコピーの設計を行います。
解決策間での比較
ターゲットの気持ちを踏まえると、実は「seoの導入」だけがターゲットのニーズの解決策ではありません。
本質的には「セミナーよりも効率的にリードを獲得する」であったり「リードタイムが短い中小企業を一気に刈り取りたい」というようなニーズがあるはずです。
とするならば顕在層向けのリスティング広告なども一つのニーズの解決策の選択肢に入るはずです。
そもそも競合他社に勝つ、という観点とその前段の解決策間で勝つという観点の2つが非常に重要です。
エンゲージメントマーケティングを実践していくために
上記の概念はわかるが、実際の運用に落とし込むイメージがわかない、というケースが多いはず。
そこで、マーケティング部署がない中小規模の組織(~50人)において、エンゲージメントマーケティングを施策レベルに落とし込んでいくために必要なことを考えてみました。
データを取る
顧客データがないことには、実際の議論自体もできません。
まずは、GA4などの基本的なデータ計測ツールの導入を行いましょう。
議論する
web責任、web実装担当者を集めて、ワークショップを行いましょう。
事前に①web訪問者の属性(特にボリュームゾーンの訪問者の属性を詳しくまとめましょう)②競合情報をまとめた資料を展開し、定量情報をもとに議論できるようにしましょう。
PJTを立ち上げる
上記の議論の結果を踏まえて、①どんな指標を②どの水準まで③いつまでに達成するのかを決定し、その目標を達成するためのPJTを立ち上げましょう。
エンゲージメントマーケティングを実践するために顧客にどんな状態になっていてほしいのか、定性的な目標も設定してみると良いかもしれません。
具体的な施策リストまで落とし込み、いつ振り返りを行うのか、定期的なチェックポイントを設けていきましょう。
ここで成果を出せるかどうかで、マーケティングという1つのチームを設置するかどうかが決まります。
以上のプロセスを通して、顧客起点でのエンゲージメントマーケティングを実践してみてはいかがでしょうか?
こういった議論を週末に行いたいweb担当者の方、マーケティングコンサルタントの方、ぜひメンバーシップにご参加ください!!
いつもありがとうございます!! ただいま日本の100名山めぐり中なので、そちらの活動費に充てさせていただきます! 登山で学んだことを、note発信やサービス開発に活用させていただきます!!