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ちゃちなプライドの正体を見つけた。

どうしても許せないことがある。

  • 高級車、特に多いのは○ンツが、歩いてるそばをスピードを落とさずに走ること

  • 横柄な態度の人が道を譲らずに歩くこと

こっちはルールを守っていて平穏に暮らしているのに、どうしてこんなに腹が立つのか…心を乱されるのか…

横柄な態度を取ったり、危ない運転をするやつは、自分の事しか考えてなくて、他人の迷惑や他人がどう思うかなんて気にしていないのだろう、と思っていた。

もし、本当に許し難い行為であれば、面と向かって行為を咎めて注意すれば良いのかもしれないが、でもそんな勇気は毛頭ないし、争いやトラブルになるのはさらに面倒で嫌だ。

許せない自分を客観視は出来るのだが、このどうしようもなく気持ち悪い、ゆるせなさの根源がわからなかった。

なぜ許せないのか

心理学や自己肯定感の本を読んでヒントを得て、解消の兆しをみつけた。

わたしは自己肯定感が低い。にもかかわらずプライドは高い。

自己肯定感が低い人は、自分に自信がないにもかかわらず自分をどこかですごい人間だと思っている。
とそのようなことが書いてあった。

自信がないのにどうしてそんなふうになるのだろうか。

心理学的には、自信がない自分を別の方法で補って保とうとする働きだとされている。

要するに、思い込みで自分を守っているのである。

わたしの場合は、人を評価したり裁いたりすることで、自分は正しくて金持ちや横柄な態度をとる人間より優位なんだ、自分はすごい人間なんだ、と思い込み自分自身を守っていた。

同時に、金持ちや横柄な人が嫌いなのは、自分が持っていないものを持っていて、羨ましさや妬ましさから反面的に距離を置いていることでもある。

HSPで繊細なわたしは、横柄な態度がどうしても気になってしまうため、一定の距離をおいておかないとちょっとしたことでも気になってしまうからである。

誰かを嫌いなのは生理現象でもあるので仕方のないことだけれど、相手を許さない(許せない)という気持ちは勝手に相手を断罪して裁いてしまっているため、感情というか思考の出所が違うのである。

「許せないこと」は、特に自分の根源に関わることであり、根が深いため、一層冷静に何が自分をそうさせるのか紐解いてみることをオススメする。

プライドが妨げている、本当に必要な思考とは


嫉妬心や妬ましさからくる、ちゃちなプライドや自尊心が邪魔をして、実は本当に必要な思考が妨げられている

マインドフルネス思考法と言われる、今ここにいるわたし自身に集中することが失われていることに気づいた。

今ここにいるわたしの存在意義は、生きがいを持ちわたし自身の人生を謳歌することである。

究極を言えば他人がどんな振る舞いをしていようが、わたしの存在意義には「関係のない」ことである。

関係のない物事に囚われてしまい、自分自身が本当に集中しなければならない事柄に辿りつけないのは、非常にもったいないことである。

終わりに

自己肯定感の低さがもたらすプライドや自尊心が邪魔をしている、という話。

何が嫌で不快に感じるのか、自分の負の感情を整理してみると、自分を客観視できるようになり、どうしてそのような感情に陥りやすいのか傾向なども掴めるようになる。

押し込めている負の感情は吐き出して整理する習慣をつけると、アンガーマネジメントなど感情のコントロールもしやすい。

コントロールが出来ない感情やそれに伴う不要な思考は、本当に必要な思考の邪魔になることがあるので、日常的に整理しておく習慣をつけておきたい。

自分への戒めとまとめと慰めのために。

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