白石倖介(コース)

ライター、編集、ラップもする。興味と執筆領域はエンターテイメントとテクノロジー。Rea…

白石倖介(コース)

ライター、編集、ラップもする。興味と執筆領域はエンターテイメントとテクノロジー。RealSound、KAI-YOUなどで執筆。プロフ画:JUN INAGAWA Amazonアソシエイトに参加しています。

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メンバーシップ機能を使っていますが、ひとまずは交流を目的としておらず、白石の有料記事が読み放題になる、というモノです。記事ではSNSには書かない、書けないことを書きます。具体的には以下のような感じです。 ・買い物の仕方 ・モノの見方 ・迫力の出し方 ・ヘボいものを捉えなおすこと ・順当なレビュー ・雑誌、WEBメディアの世界に10年間携わった自身の経験に基づく、メディアと広告について思うこと ・「言語化」すること自体を捉え直すこと ・音楽、テクノロジー、舞台レポート、コラムなどを幅広く書くうえで「企画・編集」「文章執筆」について何を考えているのか こういうのを小出しにしていきます。

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最近の記事

プロフィールとお仕事履歴

白石倖介です。説明するほど不審になっていくため自己紹介がとにかく苦手なんですが、ひとまず何をしているか書きます。 <かんたんな職歴> Macの修理販売員→Apple専門誌編集者→Vtuberの会社で夏コミの企業ブース運営→WEBメディア編集者→2021年末よりフリー。 <文章を書きます> ライターとしてコラム、インタビューなどを書きます。執筆領域は「舞台表現を含むエンターテインメントとテクノロジー」です。2024年には自身初の海外取材でUK Apple Battersea

    • 不誠実な製品が売れるのを糾弾することに意味はなく、ただ誠実であらねばならない

      資本主義というシステムの世の中ではモノが売れることと、そこに対する人間の思いには関係がなく、それはただモノが売れることでしかないということがわかってきた。 誠実さというのは別のファクターであって、売れそうな場所で売れそうなものを売るのはそれ自体が市場原理であり、誠実さは別の場所に持っておけばいいというか、失わないように持っていなければ俺たちは俺たちではいられないということだ。

      • サブスクでしか音楽を聞かないとしても、CDを買ったほうがいい理由(所有することのメリット)

        買う、という行為には自分の手触りを確認する行動が含まれている。人は自分を捉えるのがあまり得意ではない。自身のことなんてかなりわかっていない(人の多くの悩みの発生源は大体ここにあると僕は考えている)。「買う」と自分が何を好んでいるのかが、買う前よりもはっきりする。膨大な大海に1本柱を打ち込むような効果がある。 20代のころ、コミケで同人誌を計2000冊ぐらい買った。「同人」の大海もまた広く、

        • 有料記事投稿(noteメンバーシップ)を始めました

          いろんな理由から有料記事というのを始めました。「記事は単品でも買えるけど、メンバーシップに入ると読み放題だよ」のシステムをひとまず採用します。こういうのは失敗も成功も、やらないとわからないし、だったらやったほうがいいなということです。あとは有料のゾーンであれば、もう少し私は暴走できるのではないかと思っています。 メンバーシップ機能を使っていますが、ひとまずは交流を目的としておりません。いずれメンバーシップ限定の記事も出すかもしれません、ひとまず始めたという感じなので変更する

        プロフィールとお仕事履歴

        メンバー特典記事

          不誠実な製品が売れるのを糾弾することに意味はなく、ただ誠実であらねばならない

          資本主義というシステムの世の中ではモノが売れることと、そこに対する人間の思いには関係がなく、それはただモノが売れることでしかないということがわかってきた。 誠実さというのは別のファクターであって、売れそうな場所で売れそうなものを売るのはそれ自体が市場原理であり、誠実さは別の場所に持っておけばいいというか、失わないように持っていなければ俺たちは俺たちではいられないということだ。

          不誠実な製品が売れるのを糾弾することに意味はなく、ただ誠実であらねばならない

          サブスクでしか音楽を聞かないとしても、CDを買ったほうがいい理由(所有することのメリット)

          買う、という行為には自分の手触りを確認する行動が含まれている。人は自分を捉えるのがあまり得意ではない。自身のことなんてかなりわかっていない(人の多くの悩みの発生源は大体ここにあると僕は考えている)。「買う」と自分が何を好んでいるのかが、買う前よりもはっきりする。膨大な大海に1本柱を打ち込むような効果がある。 20代のころ、コミケで同人誌を計2000冊ぐらい買った。「同人」の大海もまた広く、

          サブスクでしか音楽を聞かないとしても、CDを買ったほうがいい理由(所有することのメリット)

          有料記事投稿(noteメンバーシップ)を始めました

          いろんな理由から有料記事というのを始めました。「記事は単品でも買えるけど、メンバーシップに入ると読み放題だよ」のシステムをひとまず採用します。こういうのは失敗も成功も、やらないとわからないし、だったらやったほうがいいなということです。あとは有料のゾーンであれば、もう少し私は暴走できるのではないかと思っています。 メンバーシップ機能を使っていますが、ひとまずは交流を目的としておりません。いずれメンバーシップ限定の記事も出すかもしれません、ひとまず始めたという感じなので変更する

          有料記事投稿(noteメンバーシップ)を始めました

        記事

          3月のこと

          ・雑記 2月の月記を書いてから半年経っていて驚いた。SNSを更新するのももはや肌に合わず、とはいえブログを更新する習慣もついていない。”歳をとって太りました”みたいな言い訳だが自分のためにももう少し更新したいと思う。結局カレンダー見返しながら苦しんで書くわけだし……笑 写真は3月に作った名もなきパスタ。パスタって具が多いほうが難度が下がるんだ!とこの一皿で理解した。 3月前半は友だちの結婚式で祝辞を読んだ。祝辞を頼まれたのは人生で初めてのこと。小学生から付き合いのある2歳

          好きなキーボードの画像を保存して眺めていたら中の人からそのキーボードをいただいた話

           コンピュータの周辺機器で1番好きなのはキーボードだ。Appleの出した古いキーボードなどは中学〜大学時代にかけてかなり収集した。古いAppleキーボードには性能の良いアルプス電子のキースイッチが採用されており、今でも時たま使う。友達のミュージシャンに「楽曲の冒頭でキーボードの音が欲しい」と言われてレコーディングにApple Extended Keyboardを持参したこともある。おれのキータイプから始まるアルバムはこちらです。  高校生の頃憧れたプロダクトといえば『Hap

          好きなキーボードの画像を保存して眺めていたら中の人からそのキーボードをいただいた話

          永野護展を見て思う、世界の摂理からの脱却という欲望について(2月のこと)

           2月はMicrosoftとAdobeとIO DATAの取材が同月にあり、かなり「テクノロジーライター」という感じの月であった。おれは「テクノロジーライター」とか「ITジャーナリスト」などを名乗っていないのだけれど、2月はそういう趣があった。  特にこの記事は、Adobeがデザインについてどう考えているのか、Adobe本社の中の人に直接聴ける貴重な機会で、大変楽しいインタビューになった。  あと2月はね、永野護デザイン展に行きました。以前富野由悠季展を観たおかげで70年代

          永野護展を見て思う、世界の摂理からの脱却という欲望について(2月のこと)

          1月のこと

           ブログを始めたときには「最低週1で更新を」なんて書いたのに気づいたら書かないまま4月が始まっていた。大嘘をついた。というのも別にサボり散らかしたかったわけでもなくて、始めたら始めたで「ブログ、どう更新するのが良いの?」ということについて考えてしまった。ブログって、日常的に起きることを書いていくのが本来の使い方かなと思いつつ(だってWeb+Log、ですからね)、それはそれで意味のあることとないことのムラがあり、かといって「おもしろテキスト」的なものを定常的に更新するのも、ちょ

          つけ麺屋『つじ田』・営業マン・よさこい祭りに共通して漂う「なんちゃって感」について

           冷たい麺が好きなので、ラーメンとつけ麺を比べるとつけ麺が好きだ。時々有名なつけ麺屋『つじ田』に行く。  ここのつけ麺は麺にすだちが乗っており、食べている途中で麺に絞ると味にアクセントが出て良いですよ、というようなことが掲示されているほか、麺が提供される時にもそういうようなことを言われる。  んだが、この「そういうようなことを言われる時」の圧がすごい。店員がつけ麺をカウンターに出すやいなや、「すだちはァ!途中でェ!麺に絞ってェ!お召し上がりくださいィ!」という感じで、周り

          つけ麺屋『つじ田』・営業マン・よさこい祭りに共通して漂う「なんちゃって感」について

          全てが燃えてしまうとしても風が立ったのだから

           2018年9月、当時書いていたブログにアップした『風立ちぬ』の感想文です。当時ですら公開からだいぶ経っていたんですが、ありがたいことに多くの方に読んでいただけて嬉しかったので、あらたにブログを始める今回、再掲します(別に前のブログでも読めるんですけどね)。  先日、『風立ちぬ』を見た。深夜、家のテレビをスピーカにつないで、一人で観た。  ああ! 先月から僕は取り繕った文章を書くつもりで何度も悩んで、しかし今に至るまで書けない。僕はこの映画に対して、まともなジャッジができな

          全てが燃えてしまうとしても風が立ったのだから

          新年のご挨拶

           昔『イタチョコシステム』という古いMacintosh用のゲームを作っているソフトウェアハウスがあって、かつては秋葉原や吉祥寺にゲームや関連グッズの直営店があった不思議なゲーム会社だったんだけれど、そのお店たちも今はなく、主宰のラショウさん(@itachocosystems)という人はTwitterで「イタ聖書には『7番目の店が落ちるとき』と書いてあるので店を7回潰さなければいけない、あとx回潰さなければ」といっていて、潰れた店の数を見ていたらこれはあながち冗談にも聴こえなか