初めて書いた本が納品されました
12/1(日)の文学フリマ東京で出品する本が、シナリオスクール経由で本日納品された。写真には2冊載っているが、イラスト学科の方に書いてもらった表紙イラストが2種類あるからであり、中身は同じ。
元エンジニアとして、自分の考えた物が形になる喜びには慣れていたつもりだったが、今回のは新鮮な喜びがあった。
機械では、完成しているかどうかは自分で検証できる部分がある。「おお、うまくいっているな」と確認できる喜びがある。しかし、物語は本を作って終わり、ではない。自分の考えた感情の変化を読者にもたらすことができるかはわからない。そこがどうしようもなく不安であり、同時に期待を持たせてくれるところでもある。私の書いた物語で、たとえひとりでも「面白い」と思ってくれる人はいるだろうか。早く、そんな声を聞いてみたいものだ。
……っていうかさ、全部で26冊くらいあるんだけど、コレ5時間くらいで全部売れっての? 無理じゃね?
まあ、私はいいけどさ。同じクラスの若人達が頑張って書いた本が売れ残っていく光景を目の当たりにするのはしんどいよ。年長者として。
というわけで、よかったらウチのブースまで足を運んでいただければうれしいです。(中年男性を喜ばせて誰に得があるのか? と言う疑問は置いておく)
将来有望な若者に自己肯定感を与えるためにも、立てよ国民よ。