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アヌーク・エーメのメランコリックな美しさ

私は20代『男と女』という映画を観たときからアヌーク・エーメのメランコリックな美しさに惹かれ続けました。
私の憧れの女性です。

Un homme
et
une femme



ちょっと困った笑顔が好きだったんです。
そういう困った笑顔をさせる男はキライですけど…

永眠されたニュースのあと、この1966年 ELLEのカバーは吉田大朋さんが撮られたことをインスタで知り、私が20代モデル時代にカメラの前でメランコリックな美しさを意識するようになった理由をやっと理解しました。

フランスの雑誌ELLE


大朋さんとは文化出版局のSO-ENでよく一緒に仕事しました。
気に入らないとシャッター押してくださらず、ぶぅ〜っとしてたら生意気なモデルだと言われ、シャッター押してみるか?どこで押したくなるか経験してみなさいとカメラのこと教えてくださったり…

フランス話もよくしました。

フランソワーズ・サガンの小説を全部読みなさいと言われ読みましたし、モデルというのは生意気さと憂鬱さを持ってなきゃダメだと教えられて、、

たしかに私は今でも少々アンニュイです。
生意気さは今はありません。

SO-ENのカバーを飾らせていただいたときもたしか大朋さんだった記憶があります。

自分のメンタルの弱さに挫けそうになってたのに感受性が強くメランコリックでなければ表現する仕事はできないといろいろ教えてもらいました。

キミは小説を書きなさいと言われたことも思い出しました。

怖かったけど(笑)大朋さんは繊細で優しかった。
アヌーク・エーメとの撮影話も聞きたかったな。

そういえば今は怖いカメラマンっていない。私の方が年上だからだろうか?


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