見出し画像

インド アーユルヴェーダのすすめ。至極のストレス解消ツアー♪


インド在住中、アーユルヴェーダのマッサージにかなりはまってしまった。
セサミオイルの独特な香り、力強い全身マッサージ、オイルが体に浸透するスチームバス。施術後、心身共にふわっと軽くなる、あの爽快感のとりこになってしまった。

「心の支えとなってくれたアーユルヴェーダ」
アーユルヴェーダとは、5000年以上の歴史を持つ伝統的な医学。体内のバランスを整えることで、健やかな体を作ろうというがアーユルヴェーダの考えである。オイルを使ったボディーマッサージ「アビヤンガ」、額にオイルを垂らす「シロダーラ」は、特に有名だ。
インドに赴任した直後は、仕事に苦戦しており、とにかくストレスフルな毎日だった。ああ、もうやばい、だめだ、、、日本に帰りたい、、、と思うこともよくあったが、そんな時に助けてくれたのがアーユルヴェーダだった。
そこで、おすすめの施設を2つほど、ご紹介します。
※金額やサービスは現在変更になっている可能性がありますので、ご了承下さい

1、これぞ至極の時間!ホテルで受けられる最高のトリートメント

Three Graces by Amantra Spa @ Le Meridien New Delhi

デリーの中心、コンノートプレース近くにある5つ星ホテル。高い吹き抜けの天井、花の香りが漂う優雅な空間、カフェで何やらお茶をしている欧米人観光客、館内に入れば、たちまちインドの喧騒を忘れさせてくれる
このホテルにあるスパ。定期的に通うには少しお高めなのだが、赴任した当初は金銭感覚も狂っており、ちょくちょく利用していた。
60分のアビヤンガ+60分のシロダーラで、約20,000円。

インド人セラピストの後について、施術室に入って行くと、そこはもう別空間。心地良い照明、温度、音楽、そして、少しスパイシーなセサミオイルの香り、しっかりとトレーニングされたインド人セラピストによる力強い全身マッサージ、五感が全て満たされる、さすがのホテルスパだ。
施術が一通り終わったあと、5分くらいはゆっくりと寝させてくれる心遣い。そして、時間になるとセラピストがチーンと鐘を鳴らしてくれ、ゆっくりと目覚める。そのあと、広々としたスチームミストルームに案内され、じわじわとオイルを体内に吸収させる。水圧のちょうどよいシャワールームでオイルを落とした後、ジェットバスに浸かり、心身ともにリフレッシュ。
着替えが終わると、最後に出されるハチミツ入りのハーブティーが体に染み渡り、至福の時間は終わりとなる。

マッサージの後は、1階のレストランで贅沢にランチビュッフェ(¥5,000)。デザートまでしっかり楽んだあと、さらに、2階の宝石店にふらっと立ち寄り、つい勢いでアクセサリーを購入。
こうして私の1日ストレス解消ツアーは終わりとなる。結構なお値段となるが、これも生き延びるための必要経費。平日のランチは切り詰めなんとか遣り繰り。
しかし、、、「さあ、明日から仕事がんばるぞ!」とエナジーチャージをするも、翌日にはすぐに打ちのめされ、よし、また今週末行こう、、、となってしまうのだった。
さすがにこのストレス解消ツアーが毎週できるほど、私は裕福ではないため、代案を探すことに。そこで出会ったのが住宅街にあるアーユルヴェーダ施設だった。

2 、週一で通った、住宅街のアーユルヴェーダ施設。

Santhigram Kerala Ayurvedic Centre@Delhi

インド在住中、結果的にここに大変お世話になった。お値段もお安く60分のアビヤンガ(全身マッサージ)で約¥2,000と、毎週気兼ねなく通える価格設定だった。しかし、ここはスパとは程遠く、病院といった感じ。待合室にも、中流階級以上の老若男女のインド人。
ホテルスパに慣れていると、設備的にはかなりの落差があり、本当に大丈夫だろうか?と心配になる。部屋に案内されると、セラピストのインド人のお姉さんが、セサミオイルを鍋に火にかけて温めている。ふつうにカレーを温める感じで。
施術台の板の上に仰向けになると、温かいセサミオイルを全身に垂らされ、マッサージが始まる。
華奢なセラピストのお姉さんから考えられないくらいの力強さ。上から下に、リズムよく軽快にマッサージされ、老廃物が流れ出ていく。腕は確かだ。
そしてオイルまみれのまま、スチームバスの木箱へ
初めて見たときは、これはマジックか何かで使うボックスだろうか??と目を疑った。
箱の中に入ると、中には丸椅子が置かれている。天井に穴があいており、そこから首を出す仕様になっている。見た目は異様だが、しっかりオイルが体へ浸透。蒸されること10分。シャワーは水しか出ないことがわかり、2回目からはオイルで汚れてもいい服装を着て、シャワーは浴びずに家に帰ることにした。
ごま油の香りを漂わせ、全身テカテカになりながら、道でスタンバイしているオートリキシャをつかまえて熱風を浴びながら家路へ。
シャワーを浴びれば、気分爽快!身体から悪いものが流れ出ていき、そして、新しい気を取り込み、さあ、明日からまたがんばろう〜とさせてくれた。

この爽快感、ささやかな至福の時を、あなたにもぜひ体験してほしい。いつかまた、自由にインドが旅できるようになった時に。

いいなと思ったら応援しよう!