苦いコーヒーはサードウェーブコーヒーじゃない?!
みなさんこんにちは、COTTEAのホです。
今回はコーヒー好きなら聞いたことがある、「サードウェーブコーヒー」とコーヒーの苦い味の関係性というテーマです。
まず、タイトルの「苦いコーヒーはサードウェーブコーヒーじゃない!?」を説明するには、コーヒーが苦い原因と、サードウェーブコーヒーとは?についてお話が必要です。
1. サードウェーブとスペシャリティコーヒー
「サードウェーブコーヒー」と「スペシャリティコーヒー」という言葉を最近よく耳にすると思います。
「スペシャリティコーヒー」「サードウェーブコーヒー」ってなんだ?
という方もいらっしゃると思うので説明させて頂きます。
まず、スペシャリティコーヒーには様々な定義がありますが、
「生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。
そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。
さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。」
(日本スペシャリティコーヒー協会より)
といった感じです。
簡単な言葉に置き換えると
「徹底した品質管理を通じて生産されたコーヒー豆を、豆にあった焙煎方法や抽出方法でコーヒー豆の特長を最大限に生かしきってコーヒーを飲む」
ということが、サードウェーブコーヒー、もしくはスペシャルティコーヒーであると考えています。
この考え方は2010年頃から世の中に広がったと言われています。
生まれてまだ、10年ほどの新しい文化ですが、ブルーボトルを代表的に世界でも有名なコーヒー販売者が出ています。
2. コーヒーが苦い原因は?
コーヒーは2010年ほどまでは大量生産、大量消費型の文化でした。
インスタントコーヒーが世に出てからコーヒーという飲み物が広がり、エスプレッソマシーンやドリップの抽出器具の多様化でお店で簡単に提供することができるようになりました。
最初は品質は問われることなく、量が大事にされていた時代でした。そして、輸送技術、生産技術、抽出技術が発達していなかったことも相まって、豆が腐ってしまったり、コーヒー豆の味を美味しく抽出することができないことが多くありました。
そのとき、手軽にコーヒーの味を一定に保つことができる方法が「深く煎る」という焙煎方法です。
簡単に言えば、「品質や抽出のムラがわからないように焦がして同じ味にしていた」ということです。
焙煎でコーヒー豆を焦がして苦くしてしまえば、細かい味や品質の差はなくなり同じような味のコーヒーになります。
このようなコーヒーがその時代に広く伝わったことにより、「コーヒーは苦いもの」と認識されるようになっていきました。
3. 苦いコーヒーはサードウェーブコーヒーじゃない?!
ここで話を題名にもあった「苦いコーヒーはサードウェーブコーヒーじゃない?!」という話に戻ります。
COTTEAでは苦いといって「サードウェーブコーヒー、スペシャルティコーヒーじゃない」とは考えていません。
先ほども話した通り「徹底した品質管理を通じて生産されたコーヒー豆を、豆にあった焙煎方法や抽出方法でコーヒー豆の特長を最大限に生かしきってコーヒーを飲む」ということが定義です。
そのため、もし苦いとしても徹底した品質管理で生産されたコーヒー豆をその特徴を生かして、深煎りにするのであれば立派なサードウェーブコーヒー、スペシャルティコーヒーと言えます。
4. COTTEAが思うコーヒーの楽しみ方
COTTEAは豆の特徴を最大限に生かす方法を毎日研究しています。
その上で深煎りでも浅煎りでも豆の特徴に合わせて焙煎を行います。
また、その豆にあった抽出方法をお家でもできるようにお伝えして、皆さんにコーヒーを楽しんで頂きたいと思っています。
嗜好食品のコーヒーはインターネットではなかなか伝わりにくい商品ではありますが、しっかり、丁寧に様々な手段を通じて情報を伝えて行きますので、美味しいコーヒーをお家で楽しんでください。
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