勝手決算:テレビ東京/アニメ事業と放送事業の割合は?アニメのテレ東はどこへいくのか。
ちょっと気になったので、TXの放送事業とアニメ事業の割合をIRをベースに見てみました。
決算自体は、コロナ影響をモロに受けた広告事業のダウントレンドから40億ビハインドの1400億くらいで着地です。
放送事業(TVスポット:番組間CM/TVタイム:番組提供CM)は以下の通りです。
経済や景気の影響を受けやすいTVスポットが▲12%で36億のショート。TVタイムは2クールの固定が原則なので、期中での影響で限定的になったのかもしれませんが、21年に向けて厳しい予想になっています。
注目したかったアニメ事業と放送事業の割合ですが、TV:220億円/アニメ:107億円と半分くらいの割合でした。ライツ事業にイベントやコンテンツ収入がありますが、放送外収入ということでインクるで見てます。アニメ事業は少しディレイで収益が発生するのですが、過去最高の総利益のようです。
だいたい他キー局が3000億円レベルなので、半分くらいのイメージです。
通販やBSも以外と数字上げていますが、ビジネスモデルが幅狭いので、この辺りはチャンスな気もしています。
大好きなウォーターフローチャートだとこんな感じのようです。
放送事業以外での収益を確立していなかったら、コロナショックで相当ヤバイ決算が出ていたことを物語っています。ライツがデカい。
明確にライツで食っていくと書いてありました。トップラインは変わりませんが、利益率が伸長しています。座組を変えたのか、より利益率のいい売り物にシフトしているか。ヒット作品は限定されるし、コントロールできないので、この辺りは深く知りたいです。
中国現地法人作成して、MDの企画開発、アニメ制作とIPホルダーからIPの展開まで見据えて動き出しているようです。DVDが支えた時代→海外配信の時代→現地生産、現地販売、箔をつけるための日本への逆輸入放送という感じでしょうか。
もっとライツの詳細ほしいな、と思ったら別資料にありました。
200億のうち、150億を海外で稼いでいるようです。左上。
配信は国内がメインのようですが、アニメ事業に比べると小さいです。
結構TXは今後の放送局の在り方の一つかもしれないなーと決算を見て思いました。ジブンたちのUSPは電波塔から発せられる電波、それに伴う全国へのネット能力、ではなくて、コンテンツを制作し、電波、配信、海外、MDと多角的に展開していく。まさにブシロードのメディア版のような形。
見ておいてよかったなと思います。
最後までありがとうございます。
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