見出し画像

勝手決算:面白法人カヤック

カヤックに関しては、電子黒板?かなにかのサービスが、これは絶対くるなと思って、2-3年前から株式を保有している。学校で先生やっている友達からも話を聞いたこともあり、いづれ席巻するなーと思っていたけれどコロナもあり泣かずでしたが、今、すこしづつ上昇している。会社のコンセプトも面白いし、すごい期待しています。



画像1

まずフォントが活かしているなーと思いました。IR充実させている企業は株価も安定していると聞くけれど、こういう細かい部分、好きです。

画像2

ハイライトは上記の通りで、コロナ禍の4-6月でも過去最高のQ売り上げになっているようです。やっとvalueが認められてきたのかな。初めて事業PFを見ましたが、ゲームが大きいんですね。知らなかった。

画像3

ようやく営業黒字化している印象で、株価も戻り始めている納得決算です。逆風の中戻すのは立派だなと。

画像4

原価、販管費のコントロールとゲーム事業の伸長で上記の結果を産んでいる模様です。原価に関してはコロナ禍だったので内製化が進んだようで抑制できたようです。たしかに無駄な通勤時間や、会議、電話、などなど在宅で生まれた時間で内製化を進めるのはナイスアイデアですね。


画像5

なんとなく200人くらいの会社なのかなと思っていましたが、400人超もいる立派な会社さんでした。エンジニアの割合が多いのが優位性を築いている感じですね。


画像6

自社事業にも関連するところですが、サイト制作が主だったところから、企画から入ることで、企画制作とよりパイのデカい部分を狙うようにシフトした模様です。

画像7

直近の事例も出ておりました。esports系が多いんですね。

画像8

ゲーム事業のサマリーですが、進撃は裏でカヤックが制作しているんですね。年間で30~40億円を売上ている計算になります。

画像9

とはいえゲーム以外のリアルを起点にした事業は下方修正を加えた業績見通しになっていました。クライアントワークは広告代理店と似たようなコミュニケーション領域なので、今後は1-2年厳しいだろうなという感じです。


そして一番参考になったスライドはこちらです。

画像10

コロナ影響に対し、どう対応策をとっていくかということです。

クライアントワーク事業の対策の1つで「広告費ではなく、研究開発費を狙う」とあります。たしかに広告費はここから先1年~2年はダウントレンド間違いなしですが、研究開発に関しては自社の競争優位性を担保するところからキープされる可能性があります。財布を変えて営業攻略していこうということで、いい視点を得たような気もします。


以上で終わりかと思いきや、さすが「面白法人」だけあって以下のようなコンテンツもありました。投資家とのコミュニケーションとしては非常にうまいです。


画像11

現場事業長からの振り返りや、対応策、面白株主精度、鎌倉資本主義の紹介などメインのIRには載せられないけど…くらいの話が広がっています。

変化への対応に関しては柔軟なイメージがあるので、コロナ禍においてどう事業を変貌させていくのか楽しみであります。株価と共に期待しています。

最後までありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集