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心の根っこが地面に伸びていくような【初恋の悪魔】

『初恋の悪魔』もう5話なんだって、信じられる?
夏ドラマ折り返しなんだって、信じらんないよね。

1話を見終えたタイミングで、興奮して感想noteを書いたのだけれど、またちょっとだけ書き留めておきたくなった。

ミステリーとしての緩急の大胆さとやはり、キャラクターたちの繊細さ、どうあがいても「愛しい」という言葉しか出てこない。
なんだろう、何をしてても何を言っていても皆「可愛い」人間だと思えてしまう。

思わず嫌味っぽいことを言ってしまう人間性、正直な言葉しか紡げない不器用さ、認められないものを認めようとするいじらしさ、全てをチャーミングに見せられている。

最後の鈴之介がひっそりと、たけど大声を上げて泣くシーンなんて「鈴之介」でしかないよね。

見たあとに心の中が、キラキラした固まりで埋め尽くされる感じになる。
木の枝葉が空に向かって伸びるんじゃなくて、新しい葉っぱで枝と枝の間がギュウギュウになる感じ。根っこがグーンっと地面の中で張り巡らされる感じ。
スッキリじゃなくてギッシリどっしり、そういう気持ちになるドラマ。

早く来週になれって思う感覚久しぶりだな。
この感覚、テレビドラマだなぁ~~~!!

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