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信じること、成長すること。

人の反応や顔色によって、
わたしの心はすぐに不安定に揺れた。

相手に不機嫌に対応されると、そのたびに

「わたしの何かが悪かったのかな」

と不安と恐怖に苛まれた。
そんなことが続くと、

「わたしがいない方がいいんじゃないか」

「消えていなくなりたい」

何度と何度も何度も、
この思いが現れて、ぬぐえなかった。

さびしくて くるしくて かなしくて

欠損している自分をずっとずっと見てきた。






わたしが体をこわしたのは

自分を大切にできなかった結果だと、思う。


人に、誰かに、

「生きていていいよ」

と言ってもらいたかった。


どうしたら、そう思えるのかが

わからなかった。


失った自分を、

取り戻さないといけなかった。






『自分を信じる』。

そんな気持ちは雲をつかむようで

よくわからなかった。


それでも、いつしか、

自分の内側にある、

いのちの持つ力を信じるようになった。


今日、わたしが生きているのは

奇跡みたいなことだから。






わたしのいのちを支えてくれた

この世界の愛を知りたい。


それは、ずっといのちを受け継いでくれた
過去を生きた人たち

身近にいて、生きる環境をくれた家族

学校で、旅先で、出会ってくれた人たち

優しさを向けてくれた人たち

そして

この過酷な社会の中で、前を向いて生き抜き、
社会を変えてきた人たち

また、この社会を支えてくれていて
今を懸命に生きている人たち

そうした人たちを、知ること。


そして、

つぶらな瞳の動物たち

日々の生きる糧を与えてくれる植物たち

植物を育む多様な生命体

いのちを守り育み続けてくれている
この地球と宇宙のしくみ

を知ることでもある。



どんなに壮大な仕組みの中で

わたしは生かされているのか


それらを知って、

はじめて自分を知ることができる。


わたしは、ただ生きているんじゃない。

この世界に生かされている。


わたしにとって、自分を信じるとは、

自分を生かしてくれた、この壮大な仕組みを

信頼することだった。






自分というものができて、

はじめて、「成長」の羅針盤が働きはじめる。


わたしにとって、成長の第一歩は、

このいのちがしたいことを知ることだった。


したいことがわかって、

はじめていのちの羅針盤の矛先を

決めることができる。


ずっと、生きることが苦しかったのは、

自分を肯定すること、信じることが

こわれていたからだ。


くるくる回り続けた

こわれた羅針盤は

少しずつ、方向を指し示し始めた。



今日を生き切る。

全力で。


そう思うとき、不安は消える。

生きられることのよろこびが

深くから湧きあがり、力となる。


しあわせを、わかちあいたい。

この世に生きていることの光にふれていたい。



そのために、わたしは生きている。






***


いつも訪れてくださって、ありがとうございます。

からだが弱って思うように動けない日々が続きましたが、そうした日々でも、生きている歳月を積み重ねられること、とても貴重なことだと思っています。

なにをするために生まれてきたのだろうと何度も何度も問う中で、いつも生きることへの憧れのような思いが湧いてきました。

生きていることは素晴らしい

そう思うし、誰もがそう思えるような世界へと向かっていくこと、

それがこの世界の成長なんだと思っています。


ちいさなひとつのいのちとして

この世界に生まれることができたこと

今日まで生きてこられたことに

心から、ありがとう、と世界に伝えたい。


そして出会ってくれたあなたに

心から、ありがとうを。



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