外国語を学ぶ理由
イギリス人は外国語習得が苦手(または嫌い)だというのは有名な話で、統計上でも明らかになっています。複数言語を話す人口が、最低でも70%(最高は99%)を超える欧州大陸の国々にくらべ、約半数の38%しか外国語の読み書きができないそうです。
若い世代でもその傾向は変わらず、GCSEと呼ばれる中学卒業時の試験で、外国語を受験する生徒の数は減少傾向をたどっており、毎年最低記録を更新しています。
楽器と同じで、語学も地道な学習が必要なので、語学の試験で好成績をおさめるのは大変なこと。それよりも、化学や歴史でポイントを取る方がずっと楽で、簡単なのだとか。興味のあるなしにかかわらず、受験で不利になるため、外国語の授業の選択を躊躇うのだとか。残念としか言いようがありません。
英語はたしかに、世界のどこでも通じる言語なので、(先日ラジオで「通じないは日本ぐらいだよね、hahaha」と言っていた人がいました。)外国語の習得の必要性を感じないかもしれないけれど、言葉を学ぶことは、その文化やその国に生きる人々の思考方法を学ぶことにつながるので、知的好奇心がみたされる楽しさがあるんだけどなぁ。
もし、興味があるのに、受験だけを考えて、受験に有利な教科だけに若い脳味噌と勉強時間をつかうならもったいないなぁと思ってしまいます。
自動翻訳がどんどん進化していくのだから、語学学習の時間は無駄だという意見も目にしますが、全然違うのになぁ…と。話す言語によって、自分の性格もちょっと変わったりしませんか?
最低限の礼儀、というか…文化へのリスペクトを示すというか。多様性のさけばれる現在、手っ取り早く、相手の立場に近づけるのが、「同じ言語を話す」ではないかと。
参考記事:もう1年前のですが…汗
こんなnoteも書きました。
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