AIと地球民主主義
遺伝的アルゴリズム(AI)の限界
AI(人工知能)の一種である遺伝的アルゴリズムは優秀な遺伝子を交配させて、優秀なものだけを淘汰し、最適化を目指すものです。
しかし、サンプル数が少ないと、ある一定の評価値から改善しなくなります。
そのため、ある確率で突然変異を混入させます。
集合知の民主主義
民主主義というのは集合知により最適解を目指すものです。
多様性と民主主義
民主主義で少数意見や偏った意見だけを取り入れていると、AIの遺伝的アルゴリズムのように、ある一定のところで解が収束してしまいます。
そのため、異なった意見を取り入れるため、多様性と少数意見とのすり合わせが重要となります。
地球民主主義
多様性というのは人間だけではなく、地球、および地球に宿すすべての生命や環境も含みます。
また、現在だけでなく、過去の歴史や過去の思考も考慮すべきです。
地球に住む者の責任
AIが発達してくると、最適解が収束して、それ以外の解を選択しなくなってしまいます。
さらに、複雑な社会システムがブラックボックス化され、制御不能に陥る危険も高くなります。
人間は、適度な不便な中で、工夫や他者との関係を求めるようになります。
便利さだけを追求すると、人間が本来持つ感性や機能も退化してしまいます。
地球に住む一つの種としての人間も、地球規模での多様性を育み、共存共栄のために自分だけ、今だけの考えを改めたいものです。
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