偏見も崇拝も、無知の生み出す産物
画像生成AIを自分でも触ってみて、ようやくちょっとだけ雰囲気がわかりました。とても楽しい!波に乗り遅れてたのがすごい悔やまれる。
賢い上に、気合と根性が半端ない先人達が、脈々と積み重ねてきた道を正直ニワカが辿ってみただけですが、クリエイティブ欲求は十分くすぐってくれますね。
ただ結局のところ、アウトプットはそのツールの理解の範疇に収まり、自分にもともと内在する経験や技術、趣味趣向、各分野の知識があってはじめて成り立つ…ということは、やっぱりどんなツールを使って同じですね。
どうしても、「こういうポーズでこういう意味を伝えたい」「アングルでこういうシーンの意図にしたいな」「キャラを際立たせる背景の色のバランスが…」などなど考えていると、自分の知識とスキルの限界がイコール完成度の限界になってしまっていて、まだまだ【簡単に誰でもAIで超イイ感じイラストがさっと5秒でできちゃう!】というものでは無さそう。
プロンプト試してる瞬間は、それでも十分楽しいけど!
どうしても手と指がまともに出力出来ず、
「hidden hands」で手を描かせないようにしていました。
あとなにかを持ったり、座ったり接地するのがやはりなかなか意図したようにならず…皆さんどうやってるんだか。これも時間がかかりそうです。
このあたりは、上級術士の方ならハイクラス詠唱で突破しちゃうんでしょうけど、私の詠唱スキルの限界でした。
あと、背景がレタッチ無しではどうしてもそれらしくならず、プロンプトの詠唱だけでは難しかったので、背景だけは別で出力しPhotoshop上で雑コラ後、再度生成し直して合成をするというフローで制作してみました。
この辺の背景を作るフローがあんまり探してもわからず、結構四苦八苦しました。マットペイントかフォトバッシュである程度背景のイメージを固めてからならもうちょっと欲しいビル群になるんでしょうか。
次は別のモチーフに挑戦しようかと思ってます。
やはり自然物があたりさわり無い上に、品質は高く感じますね。
ポートレートを意識してカメラのレンズは70〜90mmほどのF2.8をイメージしました。こういうのはプロンプトでもう少し追い込めそうですね。
難しいけど。でも楽しいけど。
こういうのは写真の知識とスキルが活かせそうだなと思いました。
なんにせよ、楽しいうえに、なんだか勉強にもなりますね。
これまではなんとなく「なんか凄そう」「ヤバそう」「クリエイターの将来どうなるんだろうか、心配」など漠然としてましたが、だいぶ理解の解像度が上がってきて、人間に求められそうなことの片鱗がより具体的にちょっとだけ垣間見えた気がしました。(もちろん、まだまだ序の口なので偉そうなことは言えませんけれども。)
まさに「知識と知恵がなければ盲信してしまう」ということですね。
まだ崇拝し丸投げ出来るほどすごくは無いけど、使い方次第では色々出来て助かるし、AIにサポートしてもらいながら作り上げていくの楽しい!
というところです。
なんとなくでもそれなりに生成できてしまうので、なぜこうなのか、どういう意思決定や制作の過程でこうなったのか、より意識せねばと思います。
学べば学ぶほど、興味を持てば持つほど、知れば知るほど物事はなんにでも深みがあり、あとは自身の価値判断に従って判断と行動をする。ということが更に必要になりそうです。
あぁ時間が足りない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
なにかのきっかけになったり、共感いただけることがあれば
とても嬉しいです。