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小5の息子インド人学校のサマースクールに参加。「英語無理!」でも通えるかチャレンジ

子どもの中学への進路は、「公立」か「私立」かで悩む親は多い。そんな中、第三の選択肢として、小5の息子を抱える我が家はインド系インターナショナルスクール(グローバル・インディアン・インターナショナルスクール)に注目している。実際に、日本人生徒も増えているそうだ。

とは言え、本当にインド人学校に入ってやっていけるのか?
息子に関して言えば、大きく3つ課題がある。

  • 英語力:最低でも英検2級レベルの英語力を持つ生徒たちがほとんど。そのレベルに全然満たない息子は、授業についていけるのか?

  • 海外経験ナシ:ほとんどの生徒が幼少期から入学している、または帰国子女・親がネイティブなど、海外のバックグラウンドのある生徒が多い。そんな中で、息子は日本の学校でしか教育を受けたことがない&パスポートすら持ってない。

  • 家から遠い:自宅から江戸川区のキャンパスまで片道1時間半〜2時間かかる。電車の乗り換えもあり、息子1人で通学できるのか?

「よくわからんけど、やってみないと分からない!」ということで、夏休み中の3週間を使ってお試しでサマースクールにチャレンジしてみた。

授業の内容は?

授業は毎日9:00-14:30まで。6歳から12歳まで合同で、4クラス。ランチを挟んで、"Space Robotic"、 Robotics& Electronics"、"Science&Game Development"、"3D Printing Artwork,"という4コマの授業があり、宇宙衛星を作ったり3Dプリントでメガネを作ったり、マイクロビットやScratchでプログラミングを学んだ。クリエイティビティXテックを通じて、生徒たちが実践的に取り組む様子が保護者にも写真とプレゼンでほぼ毎日共有された。

息子は開始早々から「英語がわからん!」「もし、君は退学!って言われても次の日行っちゃうよ」なんて嘆いていた。でも徐々に友だちもでき、何とか3週間のプログラムをコンプリート。

プログラムに参加して得たもの・反省点

通学にはスクールバスを使うという選択肢もある。しかし、プログラムに申し込んだ頃、この夏がこんなに暑くなるとは想定していなかった!なおかつ、当初マストではないと言われていたパソコンを持ってくるようにと言われたり、粘土やら色々持ち物が多くなった。通勤ラッシュで電車内では、ほぼ立ちっぱなし。そして猛暑の中、駅から重い荷物を背負いながら歩く…。それが「一番キツかった」と息子は話す。

このプログラムに参加したことが、今後何かの役に立つかどうかは分からない。でも、この経験を通じて、息子はたくさんの”非日常”を味わった。何を言っているのかさえもわからない授業の中でサポートしてくれる友だちを見つけたり、業者の手違いで昼食がなく先生がコンビニまで買いに走ってくれたり、駅で迷って人に聞きまくったり…。親がいなくても何とか自力で人の手を借りて対処する経験を得たようだ。

親としての感想

私は、子どもの進路について、公立でも私立でもインターでも何でも良いと思っている。ただ、自分がこの世を去った時に、その子がどこかで何とか自分で生きていける力さえ身につけていられれば…と願うのみ(特に母親を亡くしてから、そう強く思うようになった)。そのためには、「可愛い子には旅させよ」と言われる通り、自分から離して子どもがコンフォートゾーン(心理的な安全領域)を抜け出す体験を提供することが大事なように思う。

私自身は、老いて死に向かう一方。できるだけ老害にならないよう、遠くからそっと見守り続けたい。インド学校の近くの公園に置かれたガンジー像のように…。

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