「みんな大好き OKフロート・パチカ」
コスモテックの青木です。
今回、2023年2月発売の 『 デザインのひきだし48 』( デザインのひきだし編集部 編 )にコスモテックが掲載されましたのでご紹介させていただきます。
『 デザインのひきだし48 』 の特集は 「 〇〇に使うとピッタリ!用途別に紙を徹底大紹介 」 です。
今回の特集の主役は 「 紙 」 です。
さて、コスモテックが掲載されているページは……
62ページ・63ページ! なんと見開きで紹介されております!
◉ コスモテック と OKフロート・パチカ
コスモテックの加工現場で、高い頻度で加工のお手伝いをさせていただくのが、特殊紙 OKフロート と パチカ を使用したお仕事です。この2種類の紙を用いた制作事例を、今回は2ページにわたり掲載いただきました。
OKフロート は以前 Togetter にて 『 OKフロートの新しい見せ方 』 どどん!とご紹介 として、まとめを公開しております。長きにわたりコスモテックで加工実験から挑戦的な仕様のお仕事まで、前のめりになって取り組んできた思い入れの強い紙が OKフロート なのです。
パチカ の方もまた Togetter 内にて コスモテック 『 噂のパチカ名刺作成キャンペーン 』 のまとめを公開しております。こちらは2012年から加工キャンペーンを開始し、2023年2月現在まで22回のキャンペーンを実施しました( 現在も不定期に継続中 )
今まで特殊紙 パチカ を用いた加工のお手伝いをさせていただいた図案数はキャンペーンを含めると、なんと1000図案以上!にも及びます。
このように、今回の2種類の紙( OKフロート・パチカ )はコスモテックにとっても、私 青木にとっても、長い年月をかけて向き合ってきた大切な紙なのです。今回 『 デザインのひきだし48 』 掲載にあたり、デザインのひきだし編集長の津田淳子さんよりお声がけいただいた時は格別にうれしい気持ちになったのでした。
◉ コスモテックが手掛けた OKフロート と パチカ の世界
見開きページの見出しのタイトルは、「 コスモテックが手掛けた OKフロート と パチカ の世界 」 です。コスモテックの直近の仕事から、製作のお手伝いをさせていただき印象深かった製品・作品が厳選され掲載されております。
どれもお客さまとの濃密なやりとりがなされたものばかりなので、掲載にあたり感慨深いものがあります。
また大変うれしいことに、
「 OKフロートだからコスモテックに 」 「 パチカだからこそコスモテックで 」 と、ありがたいことにお客さまからご用命いただく機会が増えました。時にはお客さまが懇意にしている印刷加工会社さまへコスモテックをご指定して OKフロート、パチカ の加工をご依頼いただくこともあるのです。
加工の経験を積むチャンスやシーンを幾度となく与えていただくことで加工の腕前を上達させていけたのは、お客さまのおかげでもあるのです。皆さま、あらためてコスモテックを頼っていただき、本当にありがとうございます!
◉ 前田瑠璃のお仕事より2つ掲載
コスモテックの現場リーダーをつとめる前田瑠璃がデザイン・加工を手掛けた2つの製品も掲載していただいております。OKフロートは 『 箔押し屋さんのご祝儀袋 』、 パチカでは 『 箔押し屋さんの大きめぽち袋 』 の2つです。
OKフロート、パチカの数多くの図案や多くの加工を手掛けさせていただいた経験から前田がデザインした両製品( ご祝儀袋・ぽち袋 )は、加工や表現方法でアクセントを加えております。
職人ならではの視点と経験が活かされた両製品については、過去に note でもご紹介させていただきました。今回の 『 デザインのひきだし48 』 掲載を機会にぜひ note の記事もあわせてご覧ください( 下記にて )
◉ シンプルだけど難しい加工
コスモテックは特殊紙 OKフロート、パチカ で、長年数多くの図案の加工をお手伝いさせていただきましたが、その加工方法はいたってシンプルそのものです。ただし、突き詰めていくと 「 シンプルがゆえの加工の難しさや奥深さ 」 があることに気づき、学ばせていただきました。
両方の紙ともに加工の共通のポイントは 『 加熱型押し 』 加工であることです。加工で使用する金属製の版に熱をかけないで圧する型押し加工。逆に 『 加熱型押し 』 加工はその名前のとおり、加工で使用する金属製の版に熱をかけて圧する型押し加工です。
OKフロートは 『 加熱型押し 』 加工した部分の紙地がうっすらと色濃く変化、パチカは加工した部分の紙地が半透明化する特殊紙です。
ただ熱をかけた金属版で紙にがっつり型押しすればすんなり完成なのかというと、なかなかそのような簡単な加工ではございません。加工の準備段階などの要所にわたり細やかな工夫を要し、事前の下ごしらえ次第で加工表現の出来の良し悪しがはっきり分かれる特殊紙です。
一方で、OKフロートとパチカ、この両方の紙は加工するうえで加工会社や職人の腕の見せどころ満載な紙でもあります。素材を知り、工夫を繰り返すこと、さらには多くの図案に接することで、グッと洗練された仕上がりに変身します。シンプルな加工であるがゆえの難しさに気づき、妥協せずに向き合うことで素材をより活かした加工ができると気づかされました。
◉ デザインのひきだし掲載への33回!
こうして1号から今回の48号まで書棚に並べると圧巻のボリューム、そして凄まじい情報量です。『 デザインのひきだし48 』 にコスモテックを掲載いただき、今回でなんと33回目となります( 内 表紙加工はなんと9回 )
10年以上前から今日までお声がけしてくださるデザインのひきだし編集長の津田淳子さん、そして、誌面をご覧になりコスモテックへお問い合わせして頼ってくださる読者の皆さま、お客さま。こうして皆さまからお声がけいただけることに嬉しさもあれば、どこか背筋が伸びる気持ちにもさせられます。
上記にも書きましたが、コスモテックを頼ってくださるお客さまによってもたらされたものは技術力の向上だけではありません。
無事に加工を終えた製品や作品を見て喜んでいらっしゃるお客さまの様子をより間近に感じとることができるようになり、「 もっともっと 」 と、お客さまへ技術のみならずサービスを届けたい! と考えるきっかけやヒントをいただけました。それは会社にとっても私 青木にとっても大きな収穫だったといえます。
今後も、頼ってくださる皆さまの期待に応えられるコスモテックとなるべく精進していきます!
【 連絡先 】
ようこそ!行列のできる『箔押し印刷工房』へ
➡ http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/
有限会社コスモテック 青木政憲
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