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神送りの日

今日から神無月。
神無月といえば、全国の神様が出雲大社に集まり
神様サミットが開かれる。
今日の1日は「神送りの日」といって、
全国の神様たちが出雲に向けて出発する日なのです。

1年に1度のサミットだけど、人間界で行われる
G7だかなんだかのサミットとはわけが違う。
大神様からちっぽけな神様まで全員が集まるのだ。
そして、今年の報告と来年のことをみんなで話し合う。
きっとワイワイ酒を酌み交わしながらやるんだろう。

令和になって3年目、大きな変化が起きている。
人間にすぐ感じられる変化もあれば、これから
じわじわと感じられるようになる変化もあるだろう。
神様はその変化を楽しめといわれたがどうだったか。

それは人間が答えを出さなければいけない。
神様は人の運命やご縁について話し合われる。
その答えも人間が出さなければならない。
答えまで神様が用意してくれることはないのだ。
そこは実験台に上がった人間がやるべきことだ。

10月になって、ようやく秋めいてきた。
居座った夏もそろそろ仕舞いのときで、
秋にバトンを渡したようだ。
田んぼでは稲刈りの時季を迎えている。
昼間は汗をかきながらも夜は少しばかり落ち着く。
夜空にはカシオペア座やペガサス座などが見える。

季節も大きく動き、本格的な収穫の秋へ向かう。
人間もまたその大きな動きの恩恵を受ける。
収穫は神様の贈り物であると同時に、
人間が努めた結果なのだ。
生きている限り、収穫がゼロということはない。

過度な収穫を見せようとする見栄をなくせば、
誰でも収穫を得られるものだと思う。

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