時間量
時間の流れを塞き止めて
流れる量をコントロールしたい
時間量は人によって違うのか
存在の確からしさは
時間量の違いに惑わされる
時間量が少なければ
薄い存在感でしかなく
時間量が多ければ
存在感は濃いものとなる
存在の確からしさを決める
時間量は人生において一定ではない
青春期の時間量と
老年期の時間量は異なるものだ
人生の送り方によっても違ってくる
人間はダムのように
時間量を塞き止め 放出し
コントロールすることはできない
人間は一様に同じ時間量が
与えられていると思っている
それはどうも怪しい
時間量をコントロールできなくても
存在感は意思によってつくる力を
人間は備えている
存在感は人によって違う
時間量の違いは
存在感の有り様によって変わるものだ