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#11 フルサウンドヴォイス-ニート息子とのこじらせた関係を修復したくて外車一台分つぎ込んだ話-

声で現状を変えることができる。

「声で自分を変える」。
こんな内容を書いた本は数冊本棚に並んでいた。
声に興味があったので、どんなことをすればよいのかと思って買った本たち。
この本たち大きく違うところがひとつあった。

それは、
声を診断して、視覚化してくれること。
自分の声が視覚化される。
興味と関心で、個人セッションに申し込んだ。

まずは声診断。
緊張して声を出しても、気楽にしゃべっていても大丈夫。
画面に映し出されたのは、色が円になったもの。

ある色は突出して外側に広がっていたり、ある色は小さく、幅狭くなっていたりする。
先生曰く、
「ブルーが強く出ています。真面目で優秀な方ですね。」

実は息子と話せていません。
「それはつらいですね。」
涙ながらに、自分のせいであったかもしれない。と話す。

あっという間に時間が経つ。
「処方箋としては、愛の音である、ラの音をお渡しします。
毎日ハミングなどしてこの音を出せるように練習してみてください。
そして、息子さんに話しかける時には、この音を意識してみてください。」

先生からいただいた音源はラの音が音楽に合わせて出せるようになっていた。

そうか、自分は真面目で、息子に対してがちがちな対応をしていたんだな。
こうでなきゃいけない。と思っているつもりはなかったが、自分はそうしていたのだろう。
固い。真面目。と言われて、そんなことはないと思えなかった。

そして、愛の音。ラの音。これが、存外に出しにくい。
運転中。お風呂の中。しばらくハミングを続けていた。

しばらく経って1日ワークショップに参加。
参加者は30人くらい。
なぜ声を磨くことが大切なのか。

以下、中島由美子著「フルサウンドヴォイストレーニング」より抜粋
心・体・魂すべての層が震え、6つのヴォイスカラー全色が発揮されている状態を「フルサウンドヴォイス」といいます。
6つのヴォイスカラーの意味
1.レッド:行動力 実行力 現実性
2.オレンジ:感性と五感に優れる、軸がある。感動を与える力
3.イエロー:自分の世界観、決断力、意志力、個性
4.グリーン:調和、共感、社交性、愛、協調、柔軟性
5.ブルー:分析力、理解力、洞察力、本質を見抜く力
6.マゼンダ:慈愛、奉仕、社会貢献、利他、気配り、受容
これらすべての色が出ていることをフルサウンドヴォイスといいます。

講義に続いて音楽を映像でイメージする練習。
ナカナカ楽しい時間だった。
参加者全員でのトーニング練習尾あった。

音声診断士の方に声の波形をみていただいた。
足りないカラーはオレンジなので、楽しいことをやってください。
とのこと。

何をしていたら楽しかったんだっけ?
自分のことがわからなくなってるかも。
こりゃ、息子のことなんてわかるわけないよなぁ。

そんな風に思えただけでも価値はあった。
フルサウンドヴォイスで自分に一致することは覚醒することに近い気がした



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