不安は自由のめまいである。
キルケゴールの言葉だそうだ。NHKのドラマで引用されていた。
やることが決められていると、何も考える必要なく黙々とこなせばよいだけだが、忙しすぎると疲れてしまう。逆に『自由』になると何をやってよいかわからなくなる。自由になると一人で考え込んでしまうこともあるだろう。不安に苛まれる可能性はある。妙に納得させられた。
要はバランスの問題とも言えるが、ではどういう状態が人間にとって幸せなのだろう?一つ答えになりそうなページを見つけた。
『価値ある目的に向かっており、その目的に拘束されている』状態がもっとも満足感を得られる状態である、との論である。これも妙に納得。
漠然とした言い方ではあるが、現在は日本全体が『価値ある目的』を探して模索している、そんな状態のような気がする。