ニューソート

世の中にはいくつかの『成功法則』なるものが流布している。聖書や論語もある意味成功法則の一種だが、『成功法則』と言って連想される有名なものとしてはナポレオンヒル、カーネギー、マーフィー、少し新しいところではザ・シークレットなどが挙げられる。

そのような成功法則の源流をたどっていくと、『ニューソート』という一つの思想にたどりつく。

「そもそも『原罪』は存在せず、あらゆる人々がキリストの力を内包している」、「人間の意識は宇宙と繋がっている」、「正統的宗教哲学は数百年間過ちを犯し続けてきた」

と主張している。一種の汎神論でもあり、違った意味での宗教改革とも言えるかもしれない。神に頼らなくてもみなが素晴らしい力を持っている、というあたりはまさに『自己啓発』にふさわしい内容である。

そのようなことを考えていたら、そのことをそっくりそのまま書かれた書籍を見つけた。

ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない (マイナビ新書)

この書籍にも書かれているが、いくら立派な教えを受けてもそれを使って行動しなければ意味はない。ビジネス書マニアになってしまっては、すがるものが神からビジネス書に変わるだけ。だが、結局人は何かにすがって生きるしかないのか。

noteにもいろいろな投稿があるようです。いろいろと勉強させてもらおうと思います。