World Music Day~素敵な絵本を音楽と共に~ 英語多読のための読書ガイド 絵本
絵本編 ~2023年6月号~
執筆:柴田 里実(金城学院大学准教授)
6月21日は、World Music Day(音楽の日)。
1982年にフランスで始まったと言われており、現在では世界120カ国でお祝いされているそうです。
そんな音楽の日に因んで、今回は長く世界的に愛されている曲を基に作られた絵本をご紹介します。
ちょっと緊張することもあるかもしれませんが、きっと素敵な出会いが待っているはずです。
今回は、そんな春に挑戦する勇気をくれそうな絵本をご紹介します。
メロディがあると意味を噛みしめることが出来ない方は、じっくり絵本を読んでみてもいいでしょう。
曲を聞いたことがない方は、原曲を聞きながら絵本のページをめくるのもおすすめです。
素敵な絵本を音楽とともに楽しんでみてはいかがでしょうか。
(1)『One Love』
ジャマイカが誇るレゲエ音楽の神様、Bob Marleyのヒット曲One Loveを、彼の娘であるCedella Marleyが絵本に。
この曲は、1965年にリリースされ、世界中で愛され続けています。
Cedella は、この本には「人種を超えてひとつになろう」、「我々だけでなく、すべての生き物とより良い世界を作ろう」というメッセージが込められていると語っています。
“One love is a message of togetherness and giving thanks.”という彼女の言葉が素敵です。
Cedella Marleyの制作秘話:https://www.youtube.com/watch?v=K8GflPYEOK0
(2)『What a Wonderful World』
Louis Armstrong が歌うWhat a Wonderful WorldをイラストレーターのTim Hopgoodが絵本に。
Hopgood氏は他にも、1952年に米国で公開されたミュージカル映画Singing in the Rainの主題歌や、クリスマスの定番Walking in a Winter Wonderlandなども絵本に作り上げています。
原曲とともに、絵本のページをめくってみてはいかがでしょうか。
(3)『Happy』
この本は、世界的に人気を博するアメリカのアーティストPharrell Williamsが2013年にリリースした曲を、彼自身が絵本として発表した作品。
子どもたちのおかげで今の自分がいて、子どもたちに歌詞の意味をしっかりと届けたかったから絵本にしたのだと子供向け記者会見で語っています。
原曲は、動画共有サイトYouTubeの公式チャンネルで11億回再生(2023年4月現在)。
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