あなたは、「今の」あなたに相応しい人と関わっていますか?
あなたの根底には、
「嫌われたくない」があるかもしれない。
赤ん坊の頃にただただ反射的に目的も何もなくただただ自動思考で「嫌われてはならない、嫌われてはならない」とテープレコーダーのように流れ続ける、そんな動物のような条件反射かもしれない。
しかし、ヒトであり、更にこの文字を読むことができるほどに成長しているあなたは、少し待ちましょうか。
あなたは、誰に嫌われたくないの?
あなたが「今」「本当に」嫌われたくない相手は誰ですか?
まず、それをちゃんと自分で見ましょう。
自分が嫌われたくない相手なのですから、「誰に」嫌われたくないと思っているのか、自分で認識しましょう。
その上で、あなたに聞きますね。
そのあなたが「本当に嫌われたくない(好かれたい)相手」は、
あなたがそうやってただただ誰彼構わず八方美人をして「嫌われない」がために自分を殺して抑えて隠しておどけて貶めて、もしくは自分の一部一角度だけを出して見せたりあなたが本当は何を感じているのかわからないように演じたりしてごまかして…etcetcをして、弄してきた策を、喜ぶような、そんなものに相手をしてくれるような人ですか?
そして寧ろあなたがわざわざいちいちエネルギーを尽くしてこれ見よがしにそんなことをしてやらないとあなたを嫌いにも好きにもなってくれない人ですか?
…もしもそんな人なら、そんな人にならあなたは嫌われたほうが良いです。
さっさと嫌われてしまいましょう。もし本当にそんな人なのならばあなたの人生を搾取しあなたの足枷になりあなたの人生に不利益になるだけです。
あなたが「本当に嫌われたくないひと」は、
あなたが「好意や尊敬や感謝を示したい(そして遠慮なく積極的に示していいしそれを受け容れ待っていてくれる)」人ではありませんか?
あなたが「本当に嫌われたくない相手」は、
既に何もせずともあなたに好意を向けてあなたを見守りあなたを受け止めてくれている人ではないのですか?
(そして…「何もせずとも」というのは、人間「何もしない」ことは生きている限り不能なので、それこそ自覚なしにありとあらゆる人をその人に対してその人に向けて、もしくはその人の見ているところで言動行動しているのですよ。それでも好意を向けてあなたを見守りあなたを受け止めてくれているから、「陰性ストローク」をしてこず、そこにいる、ということなのです。あなたを嫌うとか嫌っている、嫌ならば、とっくに離れられているのです。あなたが「本当は」本当に嫌われたくない人とは、実は既にそこにいるそういうヒトなのではないですか…?)
また、ちょっとだけ別の角度からいうと、
ヒトは、本来、いつの間にかすべてが進んでいきます
自分の成長過程には自分では気づかないものです(潜在意識の領域なので。)
「わざわざ」関わろう、付き合おうとしなくとも、いつの間にか付き合うことができていたり、いつのまにか側にいたり、いつの間にかその存在の元に行ったり、いつの間にかかかわりができている、これが本当の「かかわり」です。
例え道端の一瞬であっても、長年の付き合いであっても。
そして、それに気付いたとき、そこに他に何の意思でもなくただ感謝を自覚したとき、初めてあなたのなかで、「かかわっている」「かかわることができている」など、言語化できない大きなじんわりとした自覚ができ、あなたの中であなたの人生の建設的で大切な宝物を見つけます。