ペインコントロール(痛みの緩和や除去)
ペインコントロール、つまり、痛みをコントロールできるという技法は、催眠療法の中でもいかにも「催眠療法らしさ」を感じさせる領域のひとつかもしれない。
催眠の歴史の中では、催眠は「麻酔」として使われていた時期があった。催眠麻酔自体は、今も使われている。
歯科治療などで使う部分的麻酔もあれば、全身、完全に昏睡状態のようにしてしまう催眠も存在する。
催眠の中で一番深いと言われている催眠状態(これも定義・表現角度によって言い方は異なるので、絶対的に”一番深い”というと語弊があるかもしれないのだが)に、催眠療法家の中では「エズデイル状態」と言われている状態がある。
これは、簡単な言葉で言えばまさに「昏睡状態」≒全身麻酔状態である。
なぜエズデイル状態と呼ばれるのかというと、これは、ジェームズ・エズデイルという外科医師が研究し発見した状態であるからだ。ジェームズ・エズデイルは、1840年代のインドにおいて、麻酔がないために死亡率が50%、つまり手術成功率が五分五分であった中で2000例以上の症例において催眠麻酔を用いて手術を行い、死亡率を5%まで下げるという快挙に成功したという。
この状態では恐らくもはや外側から見れば眠っているも同然の状態であるが、しかししっかりと暗示が到達していて(つまり眠っているわけではない)、本人の中で無痛状態を作り出すことができているというわけだ。
ただ、この記事においてはこの辺りの歴史や催眠麻酔(無痛状態)のメカニズムについての説明は割愛する。この辺りにご興味のあるかたは、ぜひ私の講座を受講してみてください。
まあ、そんなわけで、ペインコントロールというのは、催眠麻酔という領域があるくらいにある意味「催眠らしい」ものである。
敢えて少々粗い言い方をしてみれば、「痛み」という感覚もその人の身体の中で作り出して、つまりその人の痛みの受容体や神経や脳の認識を通じて感じているものであるわけだから、その人の意識(顕在意識・潜在意識)・身体のしくみを深く知って利用すれば、つまりその人の身体とちゃんと対話をし合意を得れば、痛みを感じなくする、和らげる、回復させていくことも可能となるわけである。
(ちなみに催眠とは、「催眠」などと特殊らしい名称がついてしまっているから謎な分野と思われがちだが、ただ単に”ヒトの意識と身体のしくみの理論”である。深い部分のメカニズムまで知っていれば、意識・身体のしくみを無駄なく効率良く人生のすべてに有効利用していくことができるわけである。)
無論、全身麻酔などというとなかなか大々的な作業でありなかなか行われるものではないと思われるが、通常のセッションにおいても、生理痛の緩和であるとか、慢性の痛みを緩和に向かわせる、歯科治療に行く前にその部位に簡単に無痛を起こす暗示をかける、などということは行われる。
これまたある意味語弊のある粗い言い方であるが、無痛状態・部分的催眠麻酔というのは、案外、日常の生活の中ですら誰でも経験している。
私は今までの記事で何度も書いているが、催眠状態というのは何やらの特別な状態でもなんでもなく、動物であるならば誰でも、呼吸をするよりも当たり前のようにいつの間にかしょっちゅう経験している自分自身の状態の一部なのだ。敢えて「催眠状態に入る」という言い方をするならば、ヒトは誰でも、これを今読んでいるあなたも、催眠のさの字も知らないような人でも、誰でも必ず毎日毎日、1日に10回以上は当然のように「催眠状態に入って」いる。「出たり入ったり」を繰り返している。
ただ単にあなたに自覚がないだけなのである。
呼吸をしているとき、あなたはいちいち自覚していないだろう。毎時間毎分毎秒自分の心臓が動いていること、血管の中を血が流れている感覚、自覚していないだろう。一日にいつ何回まばたきをしているか、自覚して数えていないだろう。それと同じように、自覚をしていないだけ。
そもそも、顕在意識は「自分が催眠状態かどうか」自覚することができないという特徴があるので、自覚がなくて当たり前なのだ。
その中でも、例えばだが、「火事場の馬鹿力」という言葉がある。
これは、ヒトの催眠現象を良く表した言葉だ。ヒトは何かイレギュラーなことがあって緊迫感が頂点に接しながら必要に迫られると、途方もない力を発揮するものだ。そして、自分でも信じられない力を発揮したりする。それでいて、後で思い返したら、その瞬間のことはなぜだかよく覚えていない、いや、覚えているような覚えていないような不思議な記憶状態となっている。
それと似たようなシチュエーションで、例えばだが、もしあなたが「どうしても〇〇時までに行かねばならない、そのために人生を賭けている」ほどの場があって、しかしながら、時間が迫っているというのに道すがらの歩道橋の階段で盛大に転倒してしまった。それでも「行かねば」という一念ですかさず立ち上がって駆け出し、目的の場についたら、その場にいた人たちが「大丈夫ですか?!?!」と駆け寄ってきて、ふと自分の足を見たら、血だらけ。それに気付いた途端、強烈な激痛に襲われてその場で倒れて動けなくなってしまう。病院にその後行ったら、骨折が判明していた…など。しかし、後で考えてみたら、歩道橋で転倒してから目的の場まで駆けだした時、痛みも何も感じていなかった。今から考えればどうしてあの時立ち上がることができたか、どうしてあの場で痛みで気を失ってしまわなかったかというほどに信じられない。
…さすがにこれはなかなか激しい例ではあるが、しかしこれも実は私の知り合いが実際に体験した例である。あなたも、ここまでとはいかずとも似たような体験、おありではないだろうか。
太宰治の「走れメロス」を思い浮かべる人もいるかもしれない。
メロスは、日没までに、自分の身代わりとなって囚われた竹馬の友セリヌンティウスの元に行かねばならないのだが、道中、川が氾濫していたり山賊に襲われたり、大災難に遭う。(実は小学校以来で話の内容をほとんど覚えていないので、何か違ったらご容赦ください…)
しかし、日没までに辿り着かねば、竹馬の友が何の罪もないのに、ただ単に善意と信頼で自分の身代わりとなってくれただけなのにも拘わらず、殺されてしまうのだ。
この時、もしメロスにここまで自分の心身を駆り立てる暗示がなければ、別に日没になっても「竹馬の友が殺される」ほどの事態がなければ、メロスは大災難に負けていただろう。そうでなくとも、そんな事態であっても一度は道中もうごろんと道に倒れ込み「南無三、もうだめだ、許してくれ友よ」などという境地にも陥っていたのだから。
この時、心身の奥底にうまく「催眠暗示」がかからなければ、恐らくこの時すでに全身の激痛に負けていたかもしれない。
…というような、「火事場の馬鹿力」というのは、催眠状態のわかりやすい例のひとつであるのだが…こういうことを話し出すと結局深い部分のメカニズムの話になっていってしまうので、ここらでやめておこう。
火事場の馬鹿力の例はわかりやすいが、しかしながら、あくまでこんなに「追い詰められる」ことをせねばならないわけではない。というより、メカニズムを知らない人には「追い詰められることで馬鹿力を発揮している」という表面的な解釈にしかならないと思うのだが、実はこれは、「ヒトの心と身体のしくみがちょうどそういうシチュエーションでうまいこと見事に利用され発揮される」ということが起こっているだけなのだ。
そのため、ペインコントロールをしたい人は大災難に遭いまくらねばならないということでは、もちろん、ない。(笑)
催眠は、そのクライアントの心身の原理原則にうまく乗っかることで、うまくその反応を起こす、つまりそのクライアントの身体とうまく対話し連携することで、目的を達成する、という技術であるのだ。これを療法として使えば、強力な心理療法となる。
まだペインコントロールについて表面的な紹介をしただけながら、長くなってきたので今回の記事はここらでまとめておきたいのだが、
催眠療法におけるペインコントロールで注意事項がひとつ。
「痛み」というものは(いや、痛み以外の感覚もヒトのどんな僅かな行動言動もすべてそうなのだが)、必ず「理由・目的」があって、本人が感じている(痛みが出ている)ものである。
そのため、「催眠で痛みをとる技法がある」とはいえど、ヒトには「必要のある痛み」がある。簡単に言えば、どの痛みでも何も聞かずに問答無用でとってしまえば、生命に関わる場合がある。
「痛み」というのは、そもそも、もともとは自分の命を守るためにあるのだから。
かのフロイトも、1900年代の時点で、「催眠の副作用」として、「本人が生きるにあたって必要な症状を無理やり本人の本心の合意なく取り去ってしまう可能性」を示唆している。
現代の日本の催眠療法士の多くは、「痛みを取り去る催眠の”技法”」だけは学んでいることが多いが、それは、非常に危険な催眠の副作用を起こす可能性がある。
まあ、本人にとって必要な痛みであれば、そもそもその技法を使ってもうまく行かない場合も多いとは思うのだが…。もしくは、一時的に痛みがとれても、すぐに同じ形もしくは何らかの形で再発する。酷くなって出る場合もあるため、やはり危険は危険である。
(更に、これを「痛み」ではない感覚、つまり精神症状などに安易に催眠を適用して表面的に症状だけを取り去ってしまおうとすると、私は以前も何度か記事に挙げているのだが、相当そのクライアントの人生にとって危険な場合がある。)
ただし、催眠は西洋薬物とは違い、「副作用」を出さない使い方も可能だ。
ちゃんと「催眠技法」だけではなく「ヒトの身体と心のメカニズム」に深く精通し、「副作用」の可能性とそのメカニズムも把握した上であれば、その副作用という心身の反応が起こらないようにその人の心身のしくみと協働することは可能である。
言ってしまえば、まだまだそれができるセラピストが少ないだけだ。
ペインコントロールを望む場合は、どんなに少なくとも、しっかりと時間をとって、適切なカウンセリングをしてくれるセラピストにつくことをお勧めしたい。
同時に、日本のヒプノセラピースクールを出て資格だけとった「催眠療法士」は、「催眠の技法」は学ぶが、催眠技法の心理療法としての使い方や、カウンセリングに関しては、ほとんど学んでおられない催眠療法士も非常に多い。なぜなら、彼らは実は、どちらかというと心身の深い部分の問題や精神疾患・心身の難病などは対象としていないからだ。「催眠療法」というと、一般のかたがたには「潜在意識の深い部分を扱うのだ」というイメージがあるため、ここの実情は実は非常にわかりにくい。
私自身も、フタをあけて何名もの師について、トレーナー資格まで取得して、更にはセラピストとしてあらゆる領域と関わってみて、それでやっとわかってきたのだ。
私自身は寧ろ逆に最初から、心身の根底のメカニズムを追究するためにこれを始めたので、催眠療法士ともなれば精神科領域でも扱えないヒトの心身の深い部分のしくみを理解して扱うことができて、他の心理療法やスピリチュアル技法や学問(どんな領域もヒトの潜在意識から作り出されている)でも見れば真髄の理屈や道理が見えて当たり前だと思っていた。
「催眠療法士」が実は「心理療法としての催眠療法」を行うことが実質できないとは、実は私自身がトレーナーレベルになるまで、知ってはいたものの本当の意味で気付いていなかった。
話を戻すと、そんなわけで、催眠療法自体はやっていても、しっかりとしたカウンセリングをしてくれるところは、実は現状日本には少ない。
しかも、ペインコントロールは確かに催眠らしい技法領域ではあるのだが、これには本当にしっかりとしたカウンセリングが必要である。
なぜなら、上述したように、(本人がその痛みを通して本当に訴えている扱って欲しいことを引き出せず無視して)安易にやってしまうとその場では一時的に緩和しても、あとで他の形で出てきたり酷くなったり、痛みをとったがゆえに人生の危機に陥ったりする場合があるからだ。
何度も言うが、ヒトの感覚やどんな些細な言動・行動であっても、そして本人には自覚がなくても(顕在意識がわかっていなくても)、必ず、理由と目的があってやっている。必ず理由と目的があってその感覚を感じている(その感覚を出している)。
催眠にかける前のカウンセリングでもクライアントの潜在意識と身体としっかりと対話をし、その「理由・目的」を知ることが、催眠療法を行う(潜在意識を扱う療法を行う)上ではセラピストには必須である。
「痛みをとりたいんです」「そうですか、では今日はその痛みを緩和する催眠セッションをお望みなのですね。わかりました」…これは流石に極端だが、クライアントの表面的な主訴をそのまま受けてしまうセラピストのペインコントロールは危険である。初めてのクライアントは特に、30分40分だか程度のカウンセリングでは到底済む話ではない。
しかしながら、クライアントには「どのセラピストならちゃんとカウンセリングをしてくれるか」更に実際受けていても「これが適切なカウンセリングなのかどうか」わからないものである。
ひとつ、指針として言えるのは(この記事ではあくまでペインコントロールの場合、を前提として記しているが)、
・カウンセリング内であなたの主訴(痛みについて)だけではなく、あなたのバックボーンや生育歴などもちゃんと聴取をすること。
―セラピストから見ると、クライアントがセラピーに来られるときは、ほぼ100%、ご自身の主訴が「主訴」ではない。ご自身が「これを扱って欲しい、これに困っているのだ」という問題の下に、本当にこのセッションで扱って欲しい問題が隠れている。セラピストは例えそのセッションではどのような形で持っていくにせよ、そのクライアントの「本当の主訴」は、見極めている必要がある。それをするには、クライアントさんの人生をどんなに少なくともある程度は診る必要がある。ちなみにこれは、ペインコントロールの場合だけではなく、どのような場合でも同じである。
・ペインコントロールの場合、適切なカウンセリングを行っていれば、カウンセリングの時点で(つまり催眠療法セッションに入るより前に)、ある程度痛みが緩和する可能性が高い。もちろん、クライアントさんの状態や痛みの種類にもよるので、100%とは言わないが。
何にしても、催眠療法における「ペインコントロール」というのは、
痛みを問答無用で感じなくさせたり取り去ったり「痛み自体をコントロール」するという乱暴な話ではなく、
ちゃんとクライアントさんの潜在意識(心の奥深くの本音と身体)に、その痛みを発している本当の理由と目的を尋ね、「その痛みを感じている必要性」を適切な形で吟味しなおし、本当にそのクライアントさんの人生に必要で有益な形に変えていく、
つまりは本人が「痛みを感じている必要があるような人生に危険なシチュエーション」を解決に向かわせることで「本人が痛みを感じている必要がなくなる」方向に持っていくことなのである。
本人が痛みを通してまで訴える何かがちゃんと聞いてもらえて解消して納得すれば、痛みを感じている必要がなくなる。そうすれば、痛みを手放すのである。
クライアントさん本人にとっては、いずれにしても、「痛みが緩和されたり除去されたりする」わけであるので、それを「ペインコントロール」というわけなのである。
ちなみに…
PMSや生理痛などを緩和したいと訴えるクライアントさんもおられる。
そして、そういうかたがたは慢性的なものだしやはり「その場」が辛いわけなので、一旦その場対処的な、要するに痛み止め服用的な痛み緩和のセッションをしたり、ご自身でもできる方法をお教えする場合もある(そして、私は典型的な催眠技法だけではなく他のあらゆる心理療法を組み合わせていたりもするので、こういう目的でできる方法は多種多様にいろいろとある)。
が、そういうクライアントさんたちは、たいてい、どの道お金と時間をかけてセッションにいらっしゃるわけであるし、長くしかも毎回毎回こんな痛みは続きたくないわけだから、結局根本治療をしたいと望んでこられる。
同時に、面白い傾向がある。
それは、生理痛などの痛みで苦しんでいるからセッションに来られて、そして痛み緩和のセッションを行い、更に毎回毎回セッションを予約せずとも済むようにご自身でもできる方法をお教えするにも拘わらず、そしてご本人(顕在意識)でも「やる。痛いのだから自分はそれをやりたいはず」と思っているのにも拘わらず、結局のところクライアントさんの奥底の本心・そして身体は、その下にある”本当の問題”を訴えたいがゆえにその痛みをクライアントさん本人に感じさせているので、結果的にはお教えした「一時的に痛みを緩和する方法」をご本人もなぜかやらない、という面白い現象が起こるのだ。
本当に深い問題を持っていたり場合によっては、「自分は痛みを抑えるために必要でやりたいはずなのに、覚える覚えると意気込んでいたはずでノート迄用意してセッションを受けたはずなのに、なぜだかセッションで教えてもらった方法をいつの間にか忘れていて思い出せない」という(解離現象という)現象や、「セラピストが結局教えてくれなかった」と感じる現象まで起こる場合もある。
そこまでの現象にはならなかったにしても、結局クライアントさんは、「教えてもらったはずなのに、そして簡単にできると自分でも思って帰ったはずなのに、なぜだかやらないで痛みをずっと感じてしまう」と言ってまたセッションにいらっしゃることになる傾向があるわけだ。
整体へ行ってその場は緩和したような気になるが、日常に戻ったらもはや次の日にあっという間にもっとすごい筋肉疲労やこりに襲われて、定期的どころかだんだん頻度を短くして整体に通わねばならない身体になってしまうのと同じような現象である。
ちなみにこれも、フロイトは1900年代の時点で既に懸念・示唆していた。
こうしてセラピー依存のクライアントさんが増えてしまう可能性がある(実際その現象を見てみぬふりをしながらそれでもそちらの方がクライアントさんが継続通いして儲かるからとやっている機関さえある)。
そうしたらクライアントさんの根本問題はどんどん隠されて複雑化していく一方である上、お金も時間も使い続けることになってしまうため、結局は早々にやはりクライアントさんの身体(奥底)の訴えてくる真の問題を聞き出し、根本を解消してゆく方向を提示したほうが断然クライアントさんはあらゆる面で楽になるし、効率的で、結果的に使う時間や金銭も最低限で済み、更にはクライアントさんの人生の他の問題も芋づる式に繋がって解消してゆくこともできる。
しかも、クライアントさんの「その痛みを出している原因」をちゃんと聞き出してもらえたとクライアントさんの身体は感じることができるため、身体が安心して、その上でその場の苦痛を軽減するためにお教えする対症療法なども不思議とちゃんとできるようになっていき効果もしっかり現れ始めるので、クライアントさん本人が何より何にも増して納得できることになるのである。
ご興味を持ってここまでお読みくださり、ありがとうございます。
もし、あなたに、何か心や身体の痛みがあるなら、私で良ければですが、いつでもお手伝いいたします。
心の痛みも身体の痛みも、必ず、それは誰かに聞いて欲しい、わかってほしい、解消したいことがある訴えがあるサインです。
まだまだ大丈夫、我慢できるから、という話ではないのです。あなたの身体が、必要であるから、メッセージを送っているのです。
セラピストと一緒に、そのメッセージを解読し受け取ることができます。
「走れメロス」の場合はぎりぎりで日没に間に合いましたが、ふと限界を超えてしまうと、あなたご自身の何か本当に大切なものを失ってしまいます。
そして、その限界というのは、日没の境界線が目視ではわかりづらいように、自分の自覚ではわからないものなのです。
そんな程度で相談するのか、甘えた我慢のないやつだ、まだはやい、などということは、決してない、ということ、少しでいいから、頭の片隅でいいから、留めておいてください。
我慢せず、溜め込まず、いつでもお話かけくださいね。
また、ヒトの心や身体の深淵のしくみを学んでみたいかた、
催眠技法や心理療法、心理療法として本当にヒトの心身の真髄と対話をする催眠をベースとした対人支援を学び身につけたいかた、まずは何より自分を癒し整え、将来的にはそれを共有していきたいかた…
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