儀式で宇宙と繋がる!?
5月5日は端午の節句、子どもの日。
ということで、昨日は菖蒲湯に入りました。
それにしても、なぜ、菖蒲湯に入る風習があるのだろう?
ふと疑問に思い、調べてみました。
「菖蒲湯」の由来は、もともと「菖蒲を使って邪気を祓っていた」古い中国の風習にあるとされる。
古代中国では旧暦の端午の節句の時期(現在の6月)は季節の変わり目で、流行病が絶えなかったり、大雨の被害があったりと忌み月とされていた。
そのため、「月の初めの牛の日(端午)」に邪気を祓う効果があると考えられていた菖蒲を使って穢れを祓い、無病息災を願う節句行事をするようになったそうだ。
中国を由来とする端午の節句の風習が日本に伝わったのは奈良時代の頃と言われ、当時の宮廷では厄除けとして菖蒲を髪にさしたり、軒につるして邪気祓いをしたり、菖蒲やよもぎなどの薬草で作った薬玉を贈り合ったりしていたという。
他にも菖蒲の葉や根を煎じて飲んだり、枕の下に敷いて寝る菖蒲枕として使ったりという風習もあった。
菖蒲湯が生まれたのもこの頃で、菖蒲枕で使った葉や根をお風呂に入れて、その香りを楽しんでいたようだ。
由来は古代中国だけれど、日本の風習となったのですね。
日本には、他にも節句があります。
どの節句にも、その季節の草花が象徴とされていますね。
昔の人たちは、四季折々に咲き誇る草花を生活に取り入れて、自然とともに生きていた。
そして、季節の節目に合わせた風習や通過儀礼が定着した。
私たちはそれを受け継ぎ、季節の節目、人生の節目に儀式や儀礼を行っているが、その意味や役割を理解したうえで行っている人はどれだけいるのだろうか。
古来、儀式や通過儀礼は重要な役割を持っていた。
私自身もそうだが、今の私たちは、この儀式の本来の意味を忘れてしまっているように思う。
そのためか、儀式そのものが空虚に感じられることがある。
本来、儀式を行うことは、この地球(ガイア)と繋がり、私たちが宇宙の一部であることを思い出し、宇宙との繋がりを感じる体験なのだと思う。
肉体を持った存在である私たちが、習慣的にではなく、心を込めて儀式を行えば、宇宙の深遠な真理に触れることができると感じる。
無自覚に日々を暮らすのではなく、今この瞬間に根ざして生きる。
そうすることによって、この地球での生活が神聖なものであると知ることができるのではないか。
もっと人の営みに意識を向け、今この瞬間に在る感覚を感じ、生きている歓びを感じたいと思う。
あなたは、今この瞬間、どんな歓びを感じますか?
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