超広角レンズの楽しさを知る
そういえば、去年の暮れ頃に超広角14㎜のレンズを買っていたのでした。
もともとは星撮り用に買ったんですが、星撮りはどうしても月の満ち欠けと休日のタイミング、そして天候に大きく左右されるので、いかんせん稼働率が低い…。せっかく買ったのにそれも勿体ないな、と思って少しずつ使っていたら、意外にとても楽しいことが分かってきたので、いくつか挙げてみます。
今やiPhoneで撮れてしまう画角なので珍しくもないですが、どうぞ。
まずは超広角らしいダイナミックな絵で。画角115.7°なので、目で見えるよりずっと広い範囲を捉えてくれます。ガードレールが歪んでいるのはRAWで撮るのをサボって歪曲補正がかかってないためです。
下から煽って撮るとより強調されますね。
すごく寄れるので(離れて見えますが、これでもレンズ先端から数㎝まで近付いています)、思いっきり近付けば桜もこのような感じに。少し動いただけで絵が大きく変わるので使いこなしが難しいですが、普段とは全く異なる世界が現れて面白いです。
周辺光量落ちで良い感じに空にグラデーションがかかるので、夕暮れを背景に木立を撮るとシルエットが映えます。
バッサリ上下を切り詰めれば、パノラマ風に。
どうしても雲やら空を撮りたくなりますね。
※一応エクスキューズを付けておくと、上の写真は長野電鉄の小布施駅で撮ったもので、ホームに行くために線路上を歩かないといけない場所です。無断で軌道に降りて撮ったものではないので念のため…。
超広角なだけあって背景をたっぷり取り込めるので、こういう撮り方をすると雰囲気がよく伝わります。これも楽しい。
そういう観点からすると、意外にポートレートにも良いじゃん、という感想。どうしても中望遠寄りの頭で考えてしまうので、これは良い発見でした。
当然、室内を撮るのはお手の物です。
もちろん、本来の目的でも活躍してくれています。14㎜あれば天の川も全体を捉え切れるはずなので、今年の夏は天の川撮りも一つの目標。
以上、簡単ですが超広角の世界でした。
まだまだ使いこなせていないので、慣れてきたらまた公開します。