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つくば市の遊べる音ゲー博物館

ご覧いただきまして、ありがとうございます!
この記事は、鉄道・旅行好きとしてではなく音ゲーマーの1人として書いてみます。


この記事では、音ゲーの1つである「jubeat」の旧作が遊べるゲームセンターを紹介します。
自分と同じように音ゲーの旧作を楽しんだ方々のために書きます。
※本題に入るまでが長いですが、お付き合いいただけると幸いです。

鉄道車両もそうですが、かつては当たり前だった光景が「懐かしい」に変化することは多々あります。
懐かしい車両を見ては、当時の情景を思い出すこともあるでしょう。

音ゲーも同じで、今では遊べない「削除曲」があります。
かつてのシリーズでは遊べた曲でも、J-POPやアニメの曲では版権料などの都合により次のシリーズでは削除されてしまうことがあります。
削除された曲をもう一度遊びたい…」、そんな願いを叶えてくれるゲームセンターをこの記事でご紹介します。

対象読者の範囲はめちゃくちゃ狭いですが、興味がない方にも「こんな世界があるんだな…」と感じていただけたら嬉しいです。


音ゲーとは?

音ゲー(音楽ゲーム)とは、音楽に合わせて流れる音符(ノーツ)を楽器やボタンなどでタイミングよく演奏するリズムアクションゲームです。
有名な音ゲーですと、太鼓の達人、DanceDanceRevolution(DDR)、maimaiなどが挙げられます。
maimaiは、名前でピンと来なくてもドラム式洗濯機みたいなゲームと言えば伝わる方が多いかもしれません。

イメージを掴んでいただくために紹介はしましたが、この中で自分が本気で遊んだ音ゲーは太鼓の達人だけです。
しかも、太鼓の達人も10年以上前から熱が冷めており、今では熱中していた頃に遊んだ曲を懐かしんで気が向いたら遊ぶ程度です。

※補足
ちなみに太鼓の達人は小学校3年生の頃からやっているので、通算して計算しますと太鼓歴は今年で19年目です。
10年前と聞くと早々と太鼓の達人を辞めた印象を与えるかもしれませんが、熱が冷めた12年前(中学校3年生)の時点で太鼓歴は7年目でした。
もう熱が冷めたとは言え太鼓の達人は自分にとってとても重要な意味を持つゲームなので、すぐに辞めたと誤解されたくなくて補足しました。


jubeatとは?

では、太鼓の達人への熱が冷めてしまったタイミングで自分は何をしていたかと言いますと、jubeatを始めました。
読み方は、ジュビートじゃなくてユビートです。

引用元 : jubeat festo | KONAMI

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jubeatは、4×4に配置された16個のパネルをタッチして遊びます。
曲に合わせて「マーカー」が出現するので、そのマーカーをタイミングよくタッチすることで点数が溜まっていきます。
全てを完璧なタイミングでタッチできれば1,000,000点EXCELLENT通称エクセ)となり、700,000点以上であればゲームクリアとなります。
色々な種類のマーカーがありますので、自分が一番タイミングを掴みやすいマーカーを選んでお楽しみください。

詳しい遊び方は、上記の公式ホームページをご覧ください。

YouTubeにも上手いプレイヤーがアップロードした動画が多数あります。
気になる方は見てみてください!


jubeat knit

話は少し変わりますが、小学5年生中学2年生高校2年生のときに熱中したものは再び熱中しやすいといいます。
※Twitterで見た情報なので、真偽のほどは分かりませんが…

自分が高校2年生のときに熱中していたのはjubeatであり、当時のシリーズはjubeat knit(ニット)でした。
初代のjubeat、jubeat ripplesに続いて3作目がjubeat knitです。
現在稼働中のjubeat festoは10作目ですが、歴代のjubeatの中で一番思い入れが強いシリーズがknitです。

小学生の頃や中学生の頃は淡々と一人で太鼓の達人を遊ぶことが多く、一緒に遊ぶにしてもゲーセンやネットで知り合った学校外の友達とでした。
学校で太鼓の達人の話をしても、分かる人はほとんど居ませんでした
学校外の太鼓仲間と過ごす時間も楽しかったですが、学校生活で物足りなさを感じていたことは事実です。
※今でこそ有名かもしれませんが、ゲームセンターで太鼓の達人8や太鼓の達人9が稼働していた時期は今ほど有名ではありませんでした。

しかし、jubeat knitでは違いました
同じ高校の友達でもjubeatを遊ぶ人が多く、放課後にゲーセンに寄ってjubeatで遊ぶことも多かったです。
学校の友達と一緒に音ゲーができることは、とても楽しかったです。
そんな思い出の中にある1つのエピソードをご紹介します。

メリーポピンズの劇中歌には「Supercalifragilisticexpialidocious」という曲があります。
読み方は、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスです。
この曲もjubeat knitに収録されており、曲名が長いことに加えて長い休憩があることも有名でした。
曲の途中に10秒ほど静かな部分があり、その間は譜面が流れてきません。

普通に音ゲーをプレーしているのであれば、ゲーム機の前から離れることはあり得ません
しかし、この曲なら10秒間だけゲーム機の前を離れることが可能です。
この休憩を利用して自動販売機にジュースを買いに行くなんて遊びもやっていました。
休憩中にTwitterで「スパカリなう」と呟くといった遊びもありました。


振り返ってみるとバカな遊びだったなとも思いますが、同じ高校の仲間たちで音ゲーを遊びながら笑い合った想い出は1つの財産だと思います。
そんな楽しい想い出の詰まったjubeat knitは面白い譜面の曲も多く、今でも過去のシリーズをどれか1つだけ復活させられるとしたらknitを復活させたいと思っています。


ジャムジャムつくば

そんな願いを叶えてくれるゲーセンが、茨城県つくば市にあります。

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つくばエクスプレスのつくば駅から歩いて15分ほどの位置にある、「ジャムジャムつくば」です。

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jubeatの旧作たち(一部は現行機種)

自分はこの場所を「遊べる音ゲー博物館」と呼びたいです。

博物館と聞くと、当時のままの姿を見ることは難しい印象です。
例えば、鉄道博物館では車両の内部に入ることは可能でも実際に動いている姿を見ることは難しいです。
北斗星などのブルートレインが再び走る姿を見るのは極めて困難でしょう。

しかし、「ジャムジャムつくば」なら自分が高校生の頃に稼働していたjubeat knitがそのままの姿で今も稼働しています
厳密に言えば多少の違いはあるのですが、ほぼリアルそのものです。
高校の音ゲー仲間たちと楽しく遊んだ当時の記憶が鮮明に蘇ります

20代も後半になると何かに感動することは少なくなってきたのですが、実際にjubeat knitが遊べたときは感動しました
「あの頃は良かった…」と過去を振り返ってばかりでは先へは進めませんが、たまには過去に触れることも良い刺激になると思います。


そんな「ジャムジャムつくば」へのアクセスは、下記の通りです。
良ければ、実際にGoogleストリートビューを操作しながらご確認ください。

こちらは、つくば駅前です。
Googleストリートビューで正面に見えている方向に直進するとジャムジャムつくばへと辿り着きます。
後ろを向いていただくと、つくば駅A3・A4出口付近の広場が見えます。

この道を直進していくと、道路を跨ぐ橋があります。
その橋を越えて、そのまま直進します。

Googleストリートビューを操作していくと、橋の下に降りてしまう可能性があります。
念のため、橋の上からのストリートビューを改めて共有します。

橋を越えてすぐに立体駐車場のような建物も見えますが、こちらも気にせず直進を続けます。

そのまま直進をするとSEIYUが入った建物があります。
この建物は、デイズタウンつくばです。
ジャムジャムつくばは、デイズタウンつくばの地下にあります。

少し進むとDAYZ TOWNと書かれた緑の入口が見えます。(赤丸の部分)
ここから地下へ入っていくと、ジャムジャムつくばに辿り着きます。

※画像はGoogleストリートビューからの引用です。

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再度のアナウンスですが、ジャムジャムつくばはつくば駅改札から徒歩15分ほどの距離にあります。
地図も共有しますので、上記のストリートビューと併せてご確認ください。


つくば駅へは、つくばエクスプレスの快速が便利です。
つくばエクスプレスは略してTXと呼ばれることも多いです。

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帰りに撮影したつくばエクスプレス(北千住駅にて撮影)

つくば駅まで快速で、秋葉原駅からは約45分北千住駅からは約35分です。
茨城県と聞いて都心から遠いイメージもあったかもしれませんが、TXは速いので意外とすぐに到着します。
運賃は他の鉄道と比べますと少々お高めですが、それでも自分はつくばまで行く価値があると思っています。

JR武蔵野線と接続する南流山駅、東武野田線(東武アーバンパークライン)と接続する流山おおたかの森駅なども快速の停車駅です。
例えば、大宮駅付近からアクセスする場合は秋葉原駅や北千住駅を利用するよりも流山おおたかの森駅南流山駅を利用する方が便利です。

情勢や暑さが落ち着いたら、また行ってみたいです。


最後に

音ゲー回顧録に長々と付き合っていただき、ありがとうございました。
jubeat knitが遊びたい方は、是非つくばに行ってみてください!

みなさんは、かつて遊んだゲームに紐づく"想い出"はありますか?
ゲームでなくても、何か"想い出"はあると思います。

ジャムジャムつくばで遊んだとき、自分はこう思いました。

今の自分は、当時のような熱い気持ちがあるだろうか

何かを熱中して一生懸命やることは、良いことだと思います。
今日のように、後から回想できる"想い出"が作れるからです。

高校生のときの自分が適当にjubeatをやっていたならば、旧作を遊んで当時を思い出すことも無かったかもしれません。

そして、こうしてnoteの記事を執筆していることも、何年後かに振り返ったときに"想い出"になるのかもしれません。

noteで他の方の記事を見ると自分は力量不足だなと思うこともありますし、ビュー数やスキ数を見てみても自分の記事は人気とは言えません。
もしかしたら、このままあまり注目を集めない状態で「勝手に鉄道検定」もnote辞める日が来るかもしれません

それでも、一部の方からは幸運なことに面白いと評価いただけています。
「勝手に鉄道検定」を見て鉄道の知識を増やしていますと言ってくださった方もいらっしゃいます。
そんな方々にもっと喜んでもらえるよう、「あまり見られていない」と腐るのではなく少しでも良いコンテンツを提供しようと頑張ることは、後々から振り返って"想い出"にできるのではないかと思っています。

スティーブ・ジョブズの有名なスピーチに、「Connecting the dots」の話があります。
点と点は後から繋がる、「過去の経験が予想外の形で役に立つ」ことがあるといったお話です。
ジョブズは学生時代に興味本位でカリグラフィーの講義を受けてましたが、それが後にMacのフォント機能に繋がったと話しています。
当時は何に役立つか分からなかったカリグラフィーが、後々になってMacを作るときに役立ったのです。

ジョブズが言う"dots"は、この記事では"想い出"と対応させられるのかなと思いました。
ちなみに、最初から「Connecting the dots」の話で締めようと思っていた訳ではなく、ふと思い立ってジョブズの話を引用しました
過去にジョブズのスピーチを聞いていた経験が、このタイミングで役立ったかもしれません。

jubeat knitに熱中したように、今後は想い出(dots)を作れる生き方を強く意識していきたいなと思いました。


おまけ

おまけとして、音ゲーマー向けの更に濃い情報のコーナーです。
※音ゲーマー向けなので、普通に専門用語などを使用します。

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ジャムジャムつくばでは、jubeatのみならずREFLEC BEATの旧作も稼働しています。
その他、beatmania IIDXギタドラシリーズの旧作も稼働中でした。
※画像は2018年9月17日、2019年4月29日に撮影したものです。現在は状況が異なっている場合があります。

このツイートにあるように、リフレク初代、ライムライト、jubeat初代、festo1台(現行機種)は既に遊ぶことができないはずです。
jubeat knitもいずれは基盤やソフトが限界を迎えるかもしれません。
この情勢の中で難しいところですが、遊びたい方は早めに訪れた方が良いかもしれませんね…

最後に、ジャムジャムつくばで遊んだ時のリザルト画像を貼ります。
全てが現行シリーズでは遊ぶことができない曲たちです。
分かる人にしか分からない画像だと思いますが、当時の音ゲーを知っている方なら「あ、この曲あったな!」と懐かしんでいただけると思います。

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jubeatのEvansのようなリズムが特徴的だったInfinityです。
本文中には無いですが、これまでで一番頑張った音ゲーがリフレクでした。
ライムライトは自分が色々な大会に顔を出し始めたときのシリーズでしたので、これもまた多くの"想い出"があります。

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版権曲の中で一番好きだったa fact of lifeです。
ちなみに、これはknit現役時代にもエクセしていました。
初めて赤譜面でエクセできたのが、このファクトでした。

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黄金屋とも略されたGolden Houseです。
完全な身内ネタなので詳細は割愛しますが、色々なエピソードが詰まった曲です。
knit現役時代にはエクセしていなかったので、数年経ったあとにつくジャムでエクセできたのは嬉しいことです。

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個人的に、「jubeat knitと言えば!」な曲のNEU!です。
時々出張が必要な同時押し配置は、当時はかなり苦手でした。
しかし譜面がとても面白いので、今でも普通に遊びたくなります。
音ゲーマーはneuと聞くと少年ラジオな方を思い出す方が多いでしょうが、jubeatで先に収録されていたのはNEU!です。

今も音ゲーは楽しんでいますが、やはりつくばに居るときの方がテンションは高い気がします。
音ゲー歴が長い方はきっと楽しめると思いますので、タイムスリップをするためにつくばまで行ってみてはいかがでしょうか?

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