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いけない人ね。そうやってすぐ私のせいにするのだから

こんにちは!

こしあんです。

先日、妻が「自動販売機で水を買ったら、ジュースが出てきた!」と言うのを聞いて、私と息子が真っ先に浮かんだ感想は「おっちょこちょいだな」✖2というものでした。

こういった経験があなたにもないでしょうか?

まあ、その時は笑い話で終わったんですが、数日後に気がついたんです。

ここにはある「決めつけ」があると。


私たちは人の行動の原因を探るとき、それが状況の影響なのか、個人の影響なのかを考えます。

たとえば、先ほど私は妻がおっちょこちょいだと言いましたが、ここには「どうせ間違ってボタンを押したんだろう」という決めつけがあります。
つまり、性格からその原因を考えています。

しかし、本当は業者が入れ間違えた可能性もあるはずです。
その可能性をすっ飛ばして「妻はなんてドジなんだろう」と考えてしまっていますよね。

このような思考の偏りを心理学では「基本的帰属錯誤きほんてききぞくさくご」と呼んでいます。

原因は他の所にあるかもしれないのに、その可能性を考えず一つの結論に飛びついてしまうわけですね。
そして私たちは、基本的に原因を考えたとき個人に重点を置いています。

たとえば、マンションのロビーで「中年のオッサンが転んでケガをした」と耳にします。
このとき、「足腰が弱っている」「せっかちだから、焦って転んだんだろう」とその人の性格や能力といった影響を重視しています。

もちろん、それが原因だった可能性はあります。
しかし、ここで「もしかしたら床が濡れていたかも」「いろんな所にちょっとした段差があるからね」と考えることもできるはずです。

個人をみて原因を考えたとき、「どういった状況だったのか」ということも考えてみてください。
いろんな角度から物事を見ることができれば、そこに何かしらの解決策があるかもしれません。


こしあん


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